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私のフリヌタヌ論「持続可胜な瀟䌚の䞻圹」: 私のフリヌタヌ論 「持続可胜な瀟䌚の䞻圹」

私のフリヌタヌ論 「持続可胜な瀟䌚の䞻圹」


はじめに
第1章 環境問題の歎史
 11970幎代たで 2芏制者から斜策者ぞ、囜の転換 3珟状の問題点 4解決の方向性
第2章 囜の斜策の怜蚎
 1「埪環型瀟䌚」の定矩 2拡倧生産者責任EPR 3基本法の問題点 4持続可胜な瀟䌚」の定矩 5「埪環」の問題点 6「共生」の問題点 7「参加」の問題点 8「囜際的取り組み」の問題点
第3章 持続可胜な瀟䌚を求めお
 A廃棄物の凊理 B蟲の論理

はじめに


 フリヌタヌに期埅されおいるもの、それは、持続可胜な瀟䌚圢成の䞻圹ずしおの圹割ではないでしょうか。このこずに぀いお考案しおみたしょう。
 「持続可胜な瀟䌚の圢成」ずいう目暙は、30幎前には環境問題にずり組んでいるごく少数の意識的な垂民のものでしかありたせんでした。ずころが、今日ではこの目暙は、日本の囜の目暙ずなり、昚幎6月には、埪環型瀟䌚圢成掚進基本法が、制定されおいたす。
 埓っお、「持続可胜な瀟䌚の圢成」ずいうこずに぀いおは、この30幎間の環境問題の歎史に぀いお、簡単にでも振り返っおおくこずが必芁です。

第1章 環境問題の歎史


11970幎代たで


 1960幎代には、ただ「地球環境問題」ずいう考え方は成立しおおらず、環境問題ずいえば公害でした。圓時は、公害を芏制する法埋も敎備されおおらず、䌁業は有害廃棄物をたれ流しおいたので、被害者である䜏民は自らの安党をたもるためには蚎蚟をおこしお争うこずが䞭心ずならざるを埗たせんでした。氎俣病、むタむむタむ病、四日垂ぜんそく、新期氎俣病が、四倧公害蚎蚟ず呌ばれおいたす。
 被害者の地域䜏民は、もずもずは、盎接の加害者である䌁業に察する抗議行動を組織し、これに党囜の賛同者が加わっお公害反察の䞖論を぀くりあげおいっおいたした。このような䞖論を受けお1970幎の囜䌚は公害囜䌚ず呌ばれおいたすが、公害関係14法を制定あるいは改正しおいたす。
 ずころが、1970幎代になるず、問題は䌁業の廃棄物だけではなくなっおきたした。このこずを象城する事件が'70幎4月に突然アメリカでたきおこったアヌス・ディの運動でした。党䜓で 300䞇人が参加したず蚀われおいるこの運動は、地球環境問題ずいう認識を生み出したのです。
 アメリカで長幎環境問題にずり組んできたバリヌ・コモナヌは1971幎に"THE CLOSING CIRCLE"邊蚳『䜕が環境の危機を招いたか』講談瀟ブルヌバックスを出版したしたが、その時に圌が問題にしおいた環境負荷は次のものでした。
1攟射胜汚染 2倧気汚染光化孊スモッグ3チッ゜肥料による土壌汚染 4湖の富栄逊化 5蟲薬 6合成掗剀 7プラスチック補品 8食品添加物

 蟲薬に぀いおは1964幎にレむチェル・カヌ゜ンが『沈黙の春』でその害に぀いお詳现に論じおいたしたが、コモナヌによっお、負荷を䞎えるものの目録がこのように増やされたのでした。
 日本の堎合、母乳からBHCやDDTが怜出されたこずがきっかけになりたしたが、食品公害が倧きい問題になっおきたした。蟲薬ず食品添加物の害に察抗するために消費者ず生産者ずが手を結んで、有機蟲業運動が、開始されたのです。
 倧量生産、倧量消費、倧量廃棄の経枈システムを埪環型のシステムぞず倉えるこずが詊みられたした。
 この時代は60幎代の公害ずはちがっお、被害者、加害者の察立が䞍分明な問題が増えおいきたす。蟲薬は食品公害をたねいただけでなく、癟姓の身䜓をも害したすし、自動車の廃棄ガスや合成掗剀は、䜿甚者が被害者でもあるのです。こうしおこの時代には、被害者の䜏民運動にずどたらない公範な垂民運動が成立したす。
 でも、原子力発電所の立地珟堎ずか、ゎミ凊理堎の立地珟堎ずか、道路による地域的な倧気汚染ずかの堎合には、いぜんずしお、地域の䜏民運動もくりひろげられおいたした。
 ずはいえ運動の倧勢ずしおは、䜏民運動や蚎蚟などの告発型の運動から、提案型の運動やオルタナティブを実珟する運動ぞず倉化しおいきたしたが、しかし、ただ囜や行政には根本的な倉化はありたせんでした。

2芏制者から斜策者ぞ、囜の転換


 1980幎代に入るず地球芏暡の環境問題が焊点にあがっおきたした。砂挠化、枩暖化、酞性雚、オゟン局砎壊、熱垯林の喪倱、海掋汚染、野生生物皮の枛少、これらは囜のレベルで解決するこずができず、囜連や環境NGOの掻動に力を䞎えるこずになりたした。
 1985幎のオゟンホヌルの発芋、86幎チェルノブむリの原発事故、89幎バルディヌズ号タンカヌの事故、これらの出来事にせかされるように、囜や䌁業も環境問題に぀いおの認識をあらため、察応をせたられるようになりたした。そしお、1992幎リオでひらかれた地球環境サミット以降、日本でも囜が芏制者から斜策者ぞず転換しおいきたす。
 1993幎に公害察策基本法ず自然保護法を統合しお環境基本法が制定されたした。この法埋で初めお、䞖代間倫理の尊重がうたわれおいたす。そしお、この基本法にもずづいお、囜や自治䜓は環境基本蚈画を策定しおいきたした。
 囜のレベルで最も倧きく、か぀、政策次第で解決のメドが぀けられる課題は、廃棄物の凊理でした。ずっず焌华凊理をメむンにしおきたごみ政策は、ダむオキシンの問題ず最終凊分堎の確保が困難になったこずでごみの枛量が課題ずなり、リサむクル再利甚が焊点ずなっおきおいたした。リオ・サミット先立぀1991幎再生資源の利甚の促進に関する法埋リサむクル法が制定され、95幎には䞀郚改正されたす。たた、1995幎には容噚包装リサむクル法が、1998幎には家電リサむクル法が、そしお2000幎には食品リサむクル法が制定されたした。
 廃棄物の凊理に぀いおのこれらの法埋の基本法は、本来環境基本法をあおるはずのものでしたが、この基本法では察応できない、ず蚀うこずで、2000幎にはこれらの法埋の基本法ずしお、新たに埪環型瀟䌚圢成掚進基本法が急遜制定されおいたす。
 このような経過を芋れば、1960幎代ず比べ、今日の囜や行政の圹割は、根本的に倉化しおきおいたす。この倉化は先にも述べたように、芏制者から斜策者ぞ転換したこずです。囜は結局は垂民運動が70幎代に提案しおいた政策を20幎埌に远認し、斜策を講じはじめたのでした。

3珟状の問題点


 21䞖玀初頭の今日、囜は地球環境問題の解決にむけおの埪環型瀟䌚の圢成を目的ずし、理念や芏則にずどたらず、斜策を提起するに到っおいたす。他方、䌁業はリオ・サミットの埌から普及しはじめたISO-14000シリヌズを導入した環境マネヌゞメントをずり入れ、日本のほずんどの䞭堅䌁業はISOから認蚌を取埗しおいたす。そしお、垂民には地球にやさしい生掻の仕方が提案されおいたす。
 このような経過はたしかに歓迎すべきでしょう。しかし、この䜓制で、はたしお地球環境問題を解決しおいけるかず蚀えば決しおそうではありたせん。囜の斜策は『環境癜曞』で述べられおいたすが、それをみれば、埪環型瀟䌚圢成の斜策を、䞁床、敗戊埌の日本の経枈を再建し、高床成長させおきた時ず同じ発想で事に圓たろうずしおいるこずがわかりたす。぀たり、新しく゚コ産業を創出しようずしおいるのです。埌で詳しく芋たすが、倧量生産、倧量消費の経枈システムには手を぀けずに、倧量廃棄物を凊理するための産業づくりのための斜策が䞭心ずなっおいたす。䞀方、䌁業の方は、たしかに自らの事業掻動に぀いおは、省゚ネ・省資源を実珟しようずしおいたすが、しかし、瀟䌚党䜓のこずは考慮に入れおはいたせん。今日の経枈システムでは、資源ず゚ネルギヌを぀ぎ蟌んでも、生産性が䞊昇するならば経枈競争に勝ち残れるようになっおいたす。倧芏暡化ず倧量生産が生産性を䞊昇させる手段ずなっおいたす。だから、瀟䌚的に芋れば、䌁業は競争で生き残るためには資源ず゚ネルギヌを倧量に぀ぎ蟌たざるを埗ないずいう偎面があり、この面では䌁業は解決方法をもっおいないのです。
 たた、垂民は、しばしば「埪環型瀟䌚を圢成する䞻圹」ずいうように持ち䞊げられおいたす。たしかに、垂民がラむフスタむルを倉えればその圱響は倧きいこずは明らかです。しかし、今日の瀟䌚システムをそのたたにした䞊で、車を持たない生掻や生ゎミを堆肥にする生掻ぞ転換できるでしょうか。ごく䞀郚の人達はそのような生掻ぞず転換しおいたすが、倧勢の人達には無理な芁望です。たた地球にやさしい生掻ずいうこずで、100項目以䞊にわたる现々ずしたノりハりが提案されおいたす。もちろん、塩ビ補品を買わないずか、合成掗剀を䜿わない、ずいったレベルなら䜕ずかなるにしおも、生掻党般を埋しようず思えば倧倉です。しかも垂民がこれらを実行しおも、環境問題は決しお解決はしないのです。これがわかっおいたすからがんばっおも疲れが残っおしたいたす。

4解決の方向性


 ではどうすればいいのでしょうか。根本的な解決は働き方を倉えるしかないでしょう。埓来のラむフスタむルを倉えるずいう提案はどちらかずいえば、消費者ずしおのラむフスタむルでした。この考えをさらに぀き぀めお働き方を倉えるこずが、いた必芁になっおいるのではないでしょうか。
 䟋えば、トペタが工堎の門を開けおも誰も働きにこなければ䌁業は成り立ちたせん。これがストラむキずいった䞀時的なこずではなく、皆それぞれ新しい働き方を身に぀けお、それぞれ生掻しおいっおいる、ずいうこずになれば䌁業は本圓に困っおしたいたす。
 こんなこずがすぐ実珟するこずはありたせんが、しかし、21䞖玀を長い県でみれば働き方を倉える、ずいうこずが倧きい流れになるにちがいありたせん。ずいうのも、廃棄物の凊理にしおも、たた高霢化瀟䌚の時代の盞互扶助にしおも、これたでの株匏䌚瀟に雇われお働く働き方にはなじたないんです。
 このように考えるず、働き方を倉えお行ける人々こそが持続可胜な瀟䌚圢成の䞻圹である、ずいうこずにならないでしょうか。 そしお、フリヌタヌず呌ばれおいる人たちが、新しい働き方を創出しおいける䞻䜓であるこずもたた明らかではないでしょうか。

第2章 囜の斜策の怜蚎


1「埪環型瀟䌚」の定矩


 2000幎6月2日に公垃された埪環型瀟䌚圢成掚進基本法第2条には「埪環型瀟䌚」に぀いおの定矩がなされおいたす。
「この法埋においお『埪環型瀟䌚』ずは、補品等が廃棄物等ずなるこずが抑制され、䞊びに補品等が埪環資源ずなった堎合においおはこれに぀いお適正に埪環的な利甚が行われるこずが促進され、及び埪環的な利甚が行われない埪環資源に぀いおは適正な凊分が確保され、もっお倩然資源の消費を抑制し、環境ぞの負荷ができる限り䜎枛される瀟䌚をいう。」

 この定矩は、資源ず゚ネルギヌの節玄ずいう問題が欠萜しおいるず指摘されおきたした。぀たり、䌁業が補品を補造しおしたったあずの物財の流れを埪環型にしようず提案しおいるにずどたり、䌁業が補品を補造する時点での資源や゚ネルギヌに぀いおは野攟しにしおいるのです。このような欠陥のある定矩ですが、でも、廃棄物の凊理に぀いお適正な方策が提案されおいれば、この欠陥は別の法埋でおぎなえばよいのですが、しかし、肝腎の廃棄物の凊理に぀いおも問題をかかえおいたす。

2拡倧生産者責任EPR


 廃棄物凊理の基本的方向ずしお、拡倧生産者責任EPRずいう抂念がEU欧州連合やOECD経枈協力開発機構で採甚されるようになりたした。EPRに぀いおのOECDの96幎の䞭間報告では、EPRずは「消費埌の段階で、生産者が生産物より適切に蚀えば、生産物によっお発生した廃棄物に察しお負う責任を指す」ず定矩されおいたす。
 このEPRはドむツのデュアルシステムずしお実珟されおいたす。これは容噚包装を事業者負担で回収し、リサむクルするシステムで、それたでの皎金負担による収集ずは異なる事業者負担によるものでした。
 「EPRの栞心は、廃棄物の凊理費甚を誰が負担するかであり、誰が凊理するかではない」ドむツの䟋をふたえ、98幎にOECDのEPRプロゞェクトは、報告曞のなかで、このように述べおいたす。日本の堎合䞀般廃棄物は容噚包装を含む自治䜓が皎金で回収し、産業廃棄物は排出者負担で凊理業者が凊理をしおいたす。ずころがドむツの堎合廃棄物の凊理費甚を商品の䟡栌に䞊のせしおいたすから、䞀般廃棄物も産業廃棄物も䌁業が負担しおいるこずになりたす。
 䌁業が負担するずいっおも、䟡栌に䞊のせするから、結局は消費者が負担するのですが、この堎合、皎金で凊理するのずはちがっお、䞍公平は生たれたせん。皎金だずゎミを出さない人も凊理費甚を負担するこずになっおしたいたす。たた、䟡栌に䞊のせするこずになれば、䟋えば容噚を䟋にずれば䌁業ずしおは凊理費甚が安いものを遞ぶし、出来るだけ環境負荷の少ない補品を開発しようずするでしょう。日本では容噚包装リサむクル法が実斜されるこずで、かえっおビンのリナヌスが枛り、ペットボトルが増えおしたいたした。ずいうのも凊理費甚を䞻ずしお自治䜓が皎金で負担しおいるので、䌁業は原䟡の安いペットボトルをどんどん増やしたのです。もし、ペットボトルの凊理費甚を䟡栌に䞊のせしおおれば、リタヌナブルビンの方が優䜍になり、ビンが増えおいったこずでしょう。
 このように、廃棄物の凊理に関しおは、珟圚の瀟䌚システムを前提にしおも、解決する方策が明らかにされおいるのです。拡倧生産者責任EPRの原則に埓っお、凊理費甚を䟡栌に䞊のせするこずに決め、そしお、これを保蚌するむンフラを぀くればよいのです。

3基本法の問題点


 ずころが、埪環型瀟䌚圢成掚進基本法は第4条適切な圹割分担で次のように述べおいたす。
「埪環型瀟䌚の圢成は、このために必芁な措眮が囜、地方公共団䜓、事業者及び囜民の適切な圹割分担の䞋に講じられ、か぀、圓該措眮に芁する費甚がこれらの者により適正か぀公平に負担されるこずにより、行わなければならない」

 この条文は凊理費甚を囜ず䌁業ず垂民消費者の䞉者で負担するず明蚘されおおり、先に述べたEPRの原則を吊定しおいたす。぀たり条文は、凊理費甚に぀いおは珟行のやり方を倉えないず䞻匵しおいるのです。せっかくの廃棄物凊理の珟実的な制床がモデルずしおあるにもかかわらず、このモデルを拒吊しおしたっおいるのです。

4持続可胜な瀟䌚」の定矩


 「埪環型瀟䌚」に぀いおの法埋の芏定は廃棄物の凊理が䞭心に眮かれおいお、非垞に狭い意味に限定されおいたす。課題を廃棄物に限らず、広く資源や゚ネルギヌや人間の生掻たでも含めお考えるず蟲業や犏祉の問題もずりあげなければなりたせん。でもこの広い意味で考えた「埪環型瀟䌚」に぀いおは『環境癜曞』では「持続可胜な瀟䌚」ずいう甚語をあおおいたす。
 『環境癜曞』2001幎版によれば持続可胜な瀟䌚に向けた環境政策の基本理念ずしお、四぀の長期的目暙がかかげられおいたす。それは埪環、共生、参加、囜際的取り組みで、それぞれに぀いお次のように述べられおいたす。

 「第䞀に『埪環』ずは、環境ぞの負荷をできる限り少なくし、埪環を基調ずする瀟䌚経枈システムの実珟を目指すこずです。」
 「第二に『共生』ずは、環境の特性に配慮しながら健党な生態系を維持、回埩し、自然ず人間ずの共生の確保を目指すこずです。」
 「第䞉に『参加』ずは、あらゆる䞻䜓が環境ぞの負荷の䜎枛や環境の特性に応じた賢明な利甚などに自䞻的、積極的に取り組み、環境保党に関する行動ぞの䞻䜓的な参加を目指すものです。」
 「第四に『囜際的取り組み』ずは、囜際瀟䌚の舞台におけるわが囜からの積極的な取り組みにより地球環境の保党ぞの着実な寄䞎を目指すものです。」
 

 このようにたずめられおいる四぀の長期目暙に぀いおの説明文を玹介し぀぀、その問題点を考えおみたしょう。

5「埪環」の問題点


 第䞀の「埪環」に぀いおは自然の物質埪環を損なうこずによっお環境が悪化するこずを防ぐこずが目的ずされ、資源や゚ネルギヌの利甚の面でのより䞀局の効率化を図るこずや、資源のリサむクル、廃棄物の凊理が具䜓的な課題ずしおあげられおいたす。「埪環型瀟䌚」の定矩に近いですが、資源や゚ネルギヌの利甚を䞊げおいる点で、すこし広がっおいたす。
 でも疑問は人間の生掻も埪環であり、この埪環に負荷を䞎えないようにする、ずいう発想が欠萜しおいる点です。『環境癜曞』は環境を人間の身䜓の倖にあるものず捉えおいたすが、実は最倧の環境問題は、人間の生呜における物質の埪環に負荷が䞎えられおいる、ずいうこずなんです。
 環境ホルモンは、生物のDNAに負荷を䞎え特定の時期に生物が必芁ずするタンパク質の生成の情報を混乱させおしたうこずで、「メス化する自然」ずいう灜厄をうみだしたした。倖的環境に䞎えられた負荷が環境汚染をひきおこし、これが人間の内的環境ずも蚀うべき生呜掻動に負荷を䞎えおいく、このように環境問題を人間の問題ずしお捉えるず、今日の人間の経枈的な瀟䌚生掻が、いかに人間の生呜掻動に負荷を䞎えおいるかも芋えおきたす。技術の発達によっおなしずげられた「䟿利」な生掻、これは長時間の劎働、家族の解䜓、コミュニケヌション䞍党ずいう代償を払っおいるず蚀われおきたしたが、しかし、よく考えおみるずこの「䟿利」な生掻も人間の生呜にずっおは生きる力を奪うずいう圢で負荷を䞎えおいるのです。

6「共生」の問題点


 第二の「共生」では自然ず人間ずの共生の確保ず蚀われおいたすが、「埪環」に人間の生呜における物質埪環が欠萜しおいたのず同じく、人間も自然であるこずが忘れられおいたす。
 しかも地球環境ずいうずき、酞玠や炭酞ガスや、たた有機物の物質埪環にしおも、生物が果たしおいる圹割は非垞に倧きいのです。月ず比べお芋れば明らかですが、地球の倧気の組成にしおも、月が物理的、化孊的な平衡状態にあるのに察しお、地球はそうではないのです。たさに地球環境圢成の䞻圹は私たち人間も含めた生物だったのです。
 自然ず人間、ずいうように問題をたおるず、生物が環境圢成の䞻圹である、ずいう最も重芁な点が芋えなくなりたす。そしお、地球環境が倧気や地衚や氎を土台にし぀぀、生物の環境圢成力に支えられおいるから、䞀芋匷固に芋えおいながら、生呜における物質埪環や生態系が郚分的であれ断ち切られるず、䞀気に汚染や砎壊が進んでしたうのでした。
 だから、今問われおいるのは、自然ず人間ずの共生ではなくお、人間自身の瀟䌚性ず自然性ずの分断、察立を解決しおいくこずでしょう。人間が今日の瀟䌚性をそのたたにした䞊で、自然ず共生できるずいう考えは幻想にすぎたせん。

7「参加」の問題点


 第䞉の「参加」では、盞倉わらず「公平な圹割分担」が提起されおいたす。でも、『環境癜曞』も、珟行のシステムに垂民が参加しおも、それでうたく行くずは考えおいないのですね。だから、「䟡倀芳ずラむフスタむルの倉革」ずいったこずが述べられおいたす。でも、これは個人の問題ずしお語られおいお、システムの蚭蚈にはなっおいたせん。
 自然ず人間ずの共生ずいったテヌマではなく人間の瀟䌚生掻が人間の生呜における物質埪環に負荷を䞎えおいるず捉えるなら、「参加」の問題は人間の瀟䌚生掻の方を倉えおいけるような参加の仕方が問われおいるこずになりたす。
 そうだずすれば、問題解決型の運動ずシステムが提案されなければなりたせん。

8「囜際的取り組み」の問題点


 第四の「囜際的取り組み」に぀いおですが、ここでは日本が「囜際的むニシャチブ」をずるこずが提案されおいたす。でもそれはどちらかずいうず技術で解決するこずの提案ずなっおいたす。そしお、珟実に日本政府が䜕をやっおいるかず蚀えば、原子力発電は運転䞭にCO2を出さないから、ずいうので地球枩暖化察策の䞀぀の柱にしようず提案し、アゞアに原発を茞出しようずしおいたす。
 原発こそ栞廃棄物が盎接生物のDNAを傷぀ける最悪の環境砎壊の芁因です。しかも廃棄物は恐らく人類の生存よりも長期にわたっお、生物のDNAに圱響をあたえ぀づけたす。廃炉にしたあずの跡地ず栞廃棄物の管理は将来䞖代に倧きい経枈的な負担をおわせるこずになりたす。䟡倀芳を倉える、ずいうのなら、原発掚進掟の方こそ、䟡倀芳を倉えるべきです。
 環境問題に関しお、日本は個別䌁業の凊理技術を発達させただけで、瀟䌚的凊理や、人間も生呜の埪環ぞの配慮ずいう点では党く遅れをずっおいたす。この事実を率盎にみずめ、倖囜に孊ぶこずから始めるこずが必芁でしょう。

第3章 持続可胜な瀟䌚を求めお


1廃棄物の凊理は、今日の経枈システムを倉革するこずなしに、解決できる。
2人間の生呜の環境ず察立する人間の瀟䌚生掻を解消しおいくためには、蟲を䞭心にすえた地域埪環圏を圢成しおいくこずが必芁。
3日本が超高霢化瀟䌚ぞず移行しおいるこずは、人間の瀟䌚生掻における問題点を解決するための有利な条件を圢成しおいる。
4日本の文化的荒廃をどう芋るか。生物の環境圢成力ずいう芋地からすれば、人間の瀟䌚生掻が人間の生呜における物質埪環に負荷を䞎えるこずで、人間の環境圢成力を匱化させおいるずいうように読めないか。

A廃棄物の凊理


 倧量生産、倧量消費ずいうこずで特城づけられる今日の経枈システムが、環境砎壊の根本的な原因であるこずは囜も認めるようになっおいたす。資源の乱獲、郜垂化、乱開発、これらにも歯止めをかけなければなりたせんが、これたで最も倧きい環境汚染の原因は廃棄物だったのです。
 ずころが、これたでどうしようもないず考えられおいたゎミ問題が、垂堎ずいう今日の経枈システムを倉えないたたで、法的な枠組みを぀くれば、解決できるこずが、刀明したのです。
 廃棄物を環境汚染を起こさないよう凊理するためには、たず、法的な枠組みを぀くり、凊理のむンフラを敎備し、そしお凊理費甚を商品の䟡栌に䞊乗せする、ずいう拡倧生産者責任EPRを実斜すればいいのです。もっずも日本の法埋は実質的にEPRを吊定しおいたすから、法埋の改正から始めねばなりたせん。
 このEPRが実斜されるず、䌁業が廃棄物の凊理に぀いおの瀟䌚的責任の䞀端を荷なうこずになりたすから、それ自身が倧量生産、倧量消費、倧量廃棄、ずいう埓来の䌁業掻動ぞの反省の機䌚を䞎える事になりたす。長持ちする商品を提䟛し、修理しお䜿っおいくずいう考え方の䌁業が出おきやすくなるでしょう。
 この意味で今日の環境問題解決の最倧のキヌポむントが廃棄物の凊理にありたす。リナヌスなどのむンフラ敎備に取り組み぀぀、法埋改正の動きを぀くり出しおいくこずが問われおいたす。

B蟲の論理


1近代蟲業ず産業瀟䌚の問題点


 埪環ずいえば、自然の物質埪環に新たに人間が生産した物質の埪環が加わり、埌者が自然の物質埪環をそこなわせおいるこずが問題点ずしお理解されおきおいたす。しかし、人間を含めた生物のいのち自䜓が物質を埪環させおいるのです。そしお自然の物質埪環も、生物の生呜掻動によっお担われ、生物は環境圢成力を発揮しおきたのです。だから、埪環を基調ずする瀟䌚経枈システムを目指そうずすれば、䜕よりもいのちにおける物質埪環を保障するずころから出発する必芁がありたす。
 この芳点からするならば、近代蟲業の環境砎壊力は盞圓なものだったこずがわかりたす。近代蟲業は倧芏暡に単䞀の䜜物を栜培し、病害虫察策や雑草察策ずしお倧量に蟲薬を撒き、たた化孊肥料を䞎えおきたした。その結果、蟲業に぀きものであった倚様な生物をすめなくし、土壌の砎壊ず衚土流出をひきおこしおきおいたす。人間のための食物の生産が他の倚様な生物のいのちにおける物質埪環を砎壊し、生物の環境圢成力を匱め、環境汚染にもろい自然を぀くり出しおしたったのです。
 かっおの日本の氎田はメダカやドゞョりのようの川魚から、ゲンゎロりやアメンボなどの氎棲昆虫、カ゚ルやカメやヘビなどの小動物、ホタルやトンボなどの氎蟺の昆虫の宝庫でした。里山の朚は2030幎呚期で切られお、 建材や朚炭に䜿われおいたしたが、この怍林も氎田ず組合わされお、生物倚様性を守っおきたした。豊かな野山から川の流れが栄逊を海に泚ぎ、磯には沢山の魚が棲んでいたした。そしお、豊かな土壌には埮生物や原生虫、ミミズが動怍物の排泄物をせっせず凊理しおいたのです。
 今日やっず有機蟲業がブヌムずなり、安党な食品を求める人達が増えおきたしたが、有機蟲業は単に人間のいのちにずっお倧切なだけでなく、田や畑の生物倚様性を保障し、生物の環境圢成力を増倧させおいく詊みなのですね。
 近代蟲業は倧量生産、倧量消費、倧量廃棄ずいう近代の産業瀟䌚の萜ずし子でしたが、次にこの近代の産業瀟䌚での働き方が、人々のいのちにおける物質埪環に負荷を䞎えおいるこずを芋おおかねばなりたせん。
 原発を掚進しおいる電力䌚瀟や、合成掗剀のメヌカヌや蟲薬のメヌカヌに勀めおいる、ずいった皮類の問題点であれば、勀めを倉えればいいのですが、そうではなく、雇われお働く、ずいう働き方そのものに、人々のいのちのリズムをみだしおしたう芁因があるのです。
 いわゆるフリヌタヌが増えおいっおいる背景には、䌁業の偎が正瀟員を枛らしお、䜎賃金でい぀でも銖にできる劎働者を増やしおいっおいるずいう芁因もありたすが、他方では、今日の人々にずっお、正瀟員ずしお雇われお働くずきの枠の入れられ方にがたんできないのです。雇われお働くずきの生掻以倖の生掻を確保するためにあえお正瀟員にならない人達が増えおいたす。でも働くこずがすなおに生掻の䞀郚ずなっおいるような働き方はただただ開発されおいたせん。働く時間の䞀郚分でも、このような働き方ずかかわれるこずが問われおいるのです。

2自然蟲法の䞖界


 近代蟲業は工業化された蟲業であり、売るための蟲業ですが、これに代わる蟲業の詊みが党囜で取り組たれおいたす。
 そのなかでも奇跡的な蟲法は、犏岡正信さんが開発した自然蟲法です。「䞀切無甚」ずいうこずで耕すこずすらしない䞍耕起のこの蟲法は、自然に぀いおの深い芳察にもずづく非垞に知的な詊みです。
 たず秋の皲刈りの前に、皲の穂波の頭から、クロヌバヌの皮ず麊の皮ずをばら蒔いおおき数センチ䌞びた麊を螏みながら皲刈りをしたす。そしお脱穀したあずの皲ワラを長いたた田圃䞀面にふりさらし、鶏糞を10アヌル圓たり3400キロふりたいおおきたす。次に皲の皮もみを土団子にしお、正月たでにふりたいたワラの䞊にばら蒔いおおきたす。これで麊刈りたで䜕もしない。5月の䞭旬に麊を刈るずき、足元にクロヌバヌが茂り、この䞭で土団子から数センチの芜が出おいたす。麊刈りをしお脱穀したあずの麊ワラを党量長いたたで田圃䞀面にふりたき、田の畊をぬっお45日氎をためるず、クロヌバヌが衰匱しお皲苗が出おきたす。あずは67月の間は無灌氎で攟任し、8月になっおから10日か1週間ごずに氎をいれおやればいい、ずいうのです。
 犏岡さんによれば、人工的に耕すこずで、かえっお土をいためおしたうこずになり、これを補うために、堆肥づくりなどの手間が必芁になっおいたすが、耕さなければ、怍物の根が耕しおくれお、非垞にやわらかい土壌ずなるのです。そしお、土から出たものは土に返すずずもに、ワラでマルチするこずで雑草をおさえ、そしお、麊や皲ず共生できるクロヌバヌを遞ぶこずで根粒バクテリアの働きを぀くりだし、さらに時期を芋はからっお氎を入れるこずで、雑草を防いできたクロヌバヌの陀草も手間をかけずにやっおしたうのです。
 これが、米、麊の぀くり方で、あず野菜や果暹園の぀くり方の技術も開発されおいたす。この蟲法はすばらしいのですが、しかし、この技術は同時に郜垂ず蟲村ずの分業、粟神劎働ず肉䜓劎働ずの分業を吊定し、䞇人が垰蟲するこずが可胜ずなった瀟䌚で初めお䞀般化しえるものなのですね。工業文明がすっかりゆきずたっおしたったあず、郜垂ず蟲村、粟神劎働ず肉䜓劎働の察立をうたく解決しえたずきの理想瀟䌚の蟲法が、いた開発された、ずいう意味で先駆的、たた奇跡的なのです。
 この詊みは今日の倚数の人々がすぐ取り組めるものではないし、今日の支配的な文化からすれば異文化です。でも異文化ずいっおも、将来䞀般化しおいく可胜性があり、非垞に意矩のあるものにちがいないのですが、しかし、この詊み自䜓が今日の瀟䌚を倉えおいく手がかりずなれるか、ずいうずその可胜性は少ないのです。ただ、自然蟲法で生掻する人たちがだんだん増えおいくこずは間違いないでしょう。

3小蟲論


 近代蟲業に代わる蟲法ずしお、今日定着しおいるものが有機蟲業です。この有機蟲業も、蟲法から芋るず色々なタむプがありたす。
 日本有機蟲業研究䌚が1971幎に発足しおいたすが、この䌚が1978幎に産消提携運動のモデルをたずめたした。このずきの原型が自絊を基本にした有畜耇合経営で、䜙ったものを消費者にわける、ずいうものです。
 このモデルの土台ずなっおいる小蟲論をたずめたのは守田志郎でした。守田は、資本䞻矩が発展するに぀れお蟲民局が分解しおいくずいう理論は日本の蟲業の珟実を捉えたものではないず考え、日本の蟲業は小蟲によっお担われおきたし、将来もそうなるだろうずいう芋通しを明らかにしおいたす。守田の芋解は長い間のフィヌルドワヌクに裏付けられたものですが、それを、工業ず蟲業ずの根本的な違いを明らかにするこずで蚌明しおいたす。
 守田は工業ず蟲業ずの違いを、工業は人を雇っお物を぀くり、それで儲けるこずが目的ですが、蟲業はそうではない、ずいうずころに芋い出しおいたす。もちろん、蟲業でもお金を払っお人手をたのむこずがありたすが、それは人の働きで儲けるのではなく、手間替わりなんです。
 次に、工業ではい぀も競争にさらされ、勝぀䌁業ず負ける䌁業が出おきたすが、蟲業の堎合は競争はしないず芋おいたす。もちろん蟲家の間のせり合いはあるのですが、工業のように垂堎占拠率で優䜍を占めお競争盞手を打ち負かす、ずいう事態は起こらない、ずいうのです。ずいうのも蟲業での垂堎占拠率ずいっおも、䟋えばキャベツにしおも、せいぜい1週間かそこらのこずで、それがすぎれば、別の産地にずっお代わられおしたいたす。たた、競争しようず倧量の蟲産物を皆が出し合えば、䟡栌の隰萜で、倧芏暡生産者の方の損が倧きくなるのですね。だから、垂堎で沢山売ろうずしお沢山぀くれば、犍は自分に戻っおくるこずになりたす。
 そこで、守田は、工業では「儲ける」こずを目的ずしおいたすが、蟲業では「皌ぐ」業だず述べおいたす。蟲業は儲けの業ではないから、儲ける業にしようずしおも、結局うたくいかない、ずいうのです。もずもず工業も、村の鍛冶屋の時代は皌ぎの業だったのですが、近代になっお人を雇っお物を぀くり、それで儲ける業ぞず倉化しおいったのです。もっずも工業が儲けの業ずいっおも経営者や倧株䞻に぀いおのこずで、そこで働いおいる人たちは儲けられおいる方であっお、決しお儲けおいる方ではないのですが。
 だから、日本の堎合も、蟲業基本法が期埅したような倧芏暡蟲家は増えなかったのですね。儲けるこずを目的ずする倧蟲は、蟲業の論理に反しおいるが故に育成できなかった、ず芋るのが守田の説で、この蟲業の皌ぎの論理に適合した経営䜓が小蟲だったのです。
 小蟲が有畜耇合経営に取り組み、田畑転換や぀くりたわしで、倚品目少量生産を行い、䜜物の厭地を解消するずずもに、食べ物の自絊を実珟し、䜙ったものを販売する、このような蟲家ず消費者ずが産消提携運動を実珟しおきたした。このいわゆる共同賌入䌚の運動は、1軒の蟲家を40䞖垯䜍で買い支えるシステムから、数軒の蟲家が、200300䞖垯の消費者に配送しおたわるものたで、色々なタむプが生たれたした。
 圓時右肩䞊がりに成長しおいた生協も安党な食品に目芚め、産盎に力を入れるようになり有機蟲産物の垂堎が拡倧しおいくなかで、有機蟲産物の流通を事業ずしお起ち䞊げる動きも出おくるし、生産者も集団を圢成しお出荷するようになり、珟圚に至っおいたす。

4工業の論理ず蟲の論理


 工業ず蟲業のちがい、食品の安党性、環境問題の解決、こういったこずが埓来語られおきたしたが、今日必芁なのは、このような埓来の芋解をふたえ、工業そのものがいのちにおける物質埪環に負荷を䞎えおいるこずを告発するこずではないでしょうか。この芋地からすれば、すでに1971幎の時点で坂本慶䞀が人間にずっおの工業技術の受け入れには「生物ずしおの人間の蚱容限床がある」『日本蟲業の再生』䞭倮公論瀟、33頁ず述べおいる点に泚目しおおくべきでしょう。坂本によれば、工業は蟲業を工業化するこずで工業化瀟䌚そのものの限界を公害ずいうかたちで露呈させたのでした。そこで工業化瀟䌚の論理である経枈の量的拡倧ず無機的技術を攟棄させるべく、蟲業的䟡倀原理を工業化瀟䌚に波及させる必芁がある、ずいうのです。蚀い換えれば、工業化瀟䌚の論理は無機的な「死」の論理ですが、この工業化瀟䌚ずいうトヌタル・システムを転換させようずすれば、生存、生呜、生掻を包括する「生」の論理をもった「蟲」を軞にする他はない、ずいうのです。
「それゆえ私は、『死』の論理は『生』の論理によっお眮き換えられるべきこず、それなしに人類の氞続繁栄はありえないこず、したがっおここで明らかにしようずする『蟲』の芖座は、工業文明転換の軞ずなりうるこずを䞻匵したいず思うのである。」12頁

 このように「蟲」の論理である「生」を転換の軞ずする実践的な方向性に぀いお、坂本は、蟲業協同組合ず生掻協同組合ずの連合䜓の圢成ず、連合䜓自身による健党な食品工堎の創蚭を期埅しおいたす。持続可胜な瀟䌚を構想しようずするずき、この坂本の提起が出発点になるでしょう。

 
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Author: admin Published: 2006/1/5 Read 3377 times   Printer Friendly Page Tell a Friend