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171.　ASSB１３―５号目次　境　毅　　2006/01/23 (月) 14:05

ASSB１３―５号目次　（２００５年１２月１５日発行）

存在の形而上学的、神学的構成―信用資本主義論序説―
「関係主義者」の実体論　実体論の研究（第４回）
現場から
後記

この間スピノザやライプニッツの形而上学に接してみた後、資本論の読み合わせに参加したことで、商品の価値形態の形而上学的、神学的構成に気づきました。冒頭の論文から出発して、信用論にまでたどってみたいと考えています。

170.　Re: 労働と労働過程　境　毅　　2006/01/23 (月) 13:56

ご指摘の点については書いたことはありません。ASSBの続きに取り上げることにします。ただし次々号になります。次号はアリストテレスの実体論についての論文を掲載する予定です。

169.　労働と労働過程　megumi　　2006/01/23 (月) 07:52

イズム１５号Ｐ247での＜労働と労働過程との区別＞は、とても優れたものでした。この区別をしないことにこそ、スタ・反スタの史的唯物論・主体性論がしがみ付いていると思います。5章労働過程のトレンズ大佐批判は、1章物神性批判の神学的構成と同じことがなされているように思えます。このあたりの榎原さんの論述を知りません。ありましたら教えてください。（資本論草稿集４労働過程を読んでの発問です）

168.　ＨＰのリニューアル　境　毅　　2006/01/08 (日) 17:18

長い間ご迷惑をおかけしましたが、やっと多くの人たちに助けてもらって、自分で更新できるようなＨＰへとリニューアルすることになり、作業を進めてもらっています。近々告知できるでしょう。

167.　意志支配について　megumi　　2005/12/31 (土) 15:09

http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0022227
このサイトに紹介された「あかねスタッフの日記から」に貴重
な記事があります｡諸個人の意思と社会システムの意志との関
連を述べています｡
「そういった意味で人間の意志が社会を生み出すのではなく、
社会によって生み出された人間の意思が、それによって先見的に決定された条件に制約された社会を再生産するというのが現状だろう。」
この見解は、榎原さんの次の見解と半ば一致しています｡
「消費や貨幣の問題点は、・・・その本当の危険性は、人間が自らの意志をシステムに宿してしまい、システムの＜意志＞があたかも自己責任で選択した意志であるかのごとく思い込まされているところにある。」（ASSB誌１2巻２号P17）
本ページを賑やかにしたいとある記述を思い出しての投稿です。

165.　 ASSB誌13-4号目次　境　毅　　2005/11/05 (土) 18:08

ASSB誌13巻第4号、2005年10月号の目次です。

武田桂二郎の問題提起について
　第１章　縄文時代と弥生時代　第２章　時間と空間
　第３章　分化、内化、外化、疎外　第４章　地域について
WTO（世界貿易機関）とは何か
レーニンのつぶやき
後書

今回は実践的な文章が中心です。

164.　１１月２７日の公開講座のご案内　境　毅　　2005/11/05 (土) 18:01

第6回公開講座のご案内

　　　　　　　　　　　ネットワーク・情況関西　代表　表三郎

　昨年9月より始めました表三郎主催のスピノザ研究会をリニューアルし、ネットワーク・情況関西として、再出発することになりました。スピノザ研究をメインにすえた定例研究会のほかに、隔月で公開講座を開くことにしたのです。その講座の第1回は、現代ロシア史の専門家である藤本和貴夫さんに来ていただき、面白いお話を聞かせていただきました。東京からは情況編集部の大下さん、名古屋からは河合塾の牧野さん、大阪からはニュースタート関西の西嶋さんがお見えになりました。そのほか懐かしいお顔も見られました。
　第2回目はアドルノやベンヤミンを研究されている高橋順一さんに来ていただき「アウシュヴィッツ60年の記憶」というテーマで熱っぽい報告をしていただきました。参加者は若者中心でした。
　第3回目関西在住の赤堀次郎さんに「デリバティブの数理」というテーマで話していただきました。
　第4回目は新著『分裂共生論』を出版された杉村昌昭さんに新著に絡んで「ガタリと私」というテーマでお話していただきました。いろいろな政治運動や社会運動にリンクしておられる杉村さんならではのお話しが聞けました。
　第5回目は雑誌『情況』レーニン特集号を元に執筆者のみなさんをお招きしてシンポジウムを行いました。そして次回は中国文学の専門家の瀬戸さんをお招きして、現代中国を文学から斬ってもらいます。今アメリカは21世紀の中ごろにはGDPで中国に負けるということで現代中国のアキレス腱の研究をしいています。本当のところはどうなるのか興味はつきません。奮ってご参加ください。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

日時　　2005年11月27日(日)　午後1時から5時
場所　　京大会館　（?　075-751-8311）
テーマ　不条理劇は文革後中国でどう受容されたか――『ゴドーを待ちながら』を中心に
講師　　瀬戸宏(摂南大学教授)
主催　　ネットワーク・情況関西　代表者　表三郎　事務局長　境毅
後援　　情況編集部　大下敦史
　　　　NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター
以上

163.　カフェ･コモンズ営業開始　境　毅　　2005/10/02 (日) 14:01

NPO法人日本スローワーク協会が経営するカフェ･コモンズが開店の運びとなりました。詳しくはこのHPのスケジュールに出ているコモンズのHPをご覧ください。
11時から14時までランチタイム、14時から18時までカフェタイム、18時からは居酒屋メニューが加わります。（火曜日定休）
高槻市に来られたらお立ち寄りください。

162.　10月9日の公開講座のご案内　境　毅　　2005/09/26 (月) 17:20

10.9関西レーニンシンポジウムのお知らせ
帰ってきたレーニン
―別冊情況9月号「レーニン特集」出版記念―
基調講演　小泉義之(立命館大学教員）
　　　　　白井聡（一ツ橋大学院生）
シンポジウム
講演者上記2名のほか、高橋順一(早稲田大学教員)、崎山政毅(
立命館大学教員）、長原豊、伊吹浩一、牧野剛(予定）、榎原
均
司会　表三郎
参加費　一般1000円、学生500円
時間　午後1時〜5時
場所　キャンパスプラザ京都　(京都駅、中央郵便局うら）
レーニンについて語り合う久しぶりの機会です。お誘いあわせ
てお越しください。

161.　次回の公開講座は10月9日　境　毅　　2005/08/17 (水) 17:59

10月9日（日）の午後、『情況』レーニン特集号（8月刊行）刊行記念の大公開講座を開きます。場所は京都駅近くのキャンパスプラザで、250名の会場を押さえました。中沢新一さんに講師として来て頂く予定です。

160.　ASSB誌13-3号目次　境　毅　　2005/08/17 (水) 17:52

ASSB誌13巻第3号、2005年8月号の目次です。

ヘーゲル論理学とマルクス価値形態論
　　内田弘の問題提起に寄せて
ライプニッツを旅する（下）実体論の研究（第3回）
杉村昌昭さんの『分裂共生論』
後記

たまたま情況出版の方から、内田弘さんの要綱研究の新版が出版されるので書評を頼まれました。しかし私は『中期マルクスの経済学批判』の方に興味を引かれ、ヘーゲル論理学とマルクス価値形態論との関係について検討してみました。結構面白い物になりました。

158.　Re^2: ＪＲ西日本脱線事故　広野俊　　2005/08/08 (月) 20:08

> これが、今の労働運動･社会変革運動の現実なのです｡
> 広野さん･そして境さん・・列車事故に表れた社会運動の内実に、私たちは思慮を巡らすべきです。

　めぐみ様、レスありがとうございます。長くせっかくの書き込みに気付かないままで申し訳ありませんでした。
　御指摘のように「当初から別のシステム」を「いまここ」から開拓する実践に立つ必要があり、僕は現在の色々な萌芽(アソシェーション等々)をネットしていけば可能な感触があるとまだ思っています。それは、もしかして晩年の檜森孝雄氏(「水平線の向こうに」風塵社Ｐ２３１等)も開拓したいと望んで叶わずにいた環境ではなかったかと思っています。僕の現在のネットワークがそうしたものに接近できていくかは、僕の晩年の試みかなと大事にやってみるつもりで居ます。現在の僕の詳細は別の回路から「めぐみさん」には御紹介します、僕なりの可能な現在ですので御笑覧下さい、では又

157.　7月31日の公開講座　境　毅　　2005/07/12 (火) 16:49

7月31日（日）午後一時からの公開講座は杉村昌昭さんで「ガタリと私」というテーマで話していただきます。場所は京大会館です。奮ってご参加ください。

156.　スピノザ研究会のHP　境　毅　　2005/07/12 (火) 15:48

スケジュールのところに掲載しているスピノザ研究会のHPがうまくヒットしません.Googleで「モダンとポストモダン　表三郎」で検索すると出てきます。7月31日（日）午後一時からの公開講座は杉村昌昭さんで「ガタリと私」というテーマで話していただきます。場所は京大会館です。

155.　ASSB誌12-4号目次　境　毅　　2005/07/12 (火) 15:42

ASSB誌12巻第4号、2004年10月号の目次です。

ネグり『マルクスを超えるマルクス』の研究
　第1部　ネグりあて書簡
　第2部　ネグりの『要綱』研究
時間について考える（二）
　時間とケア（時間論ノート）
現場から
　政治･文化講座第3回レジュメ

スピノザ研究会を表さんの呼びかけで始めました。ネグリ論はその最初の成果です。

154.　ASSB誌12-5号目次　境　毅　　2005/07/10 (日) 16:43

ASSB誌12巻第5号、2004年12月号の目次です。

外の主体の弁証法（続編）第1回
精神現象学の悟性論から自己意識論へ

後記より　「今回は、以前に書いておいたヘーゲル論を掲載します。3年前に書いた「外の主体の弁証法」が、田畑さん編集の『唯物論研究』に2回に分けて掲載されることになり、その原稿を最終校正したついでに、続きを書いてみたのです。自己意識論の新しい解釈が目標ですが、その準備作業としてはうまくいったのではないかと思っています。あと時間が空いたときに続きを書いてみようと思っています。」

153.　ASSB誌12-6号目次　境　毅　　2005/07/10 (日) 16:35

ASSB誌12巻第6号、2005年2月号の目次です。

現場から　はじめに／新しく協同組合に参加される皆様へ／年頭に当たって／第2回理事会の報告／第4回市民文化講座のご案内／第5回市民文化講座のご案内／ネットワーク･情況関西の構想／第1回公開講座のご案内／第2回公開講座のご案内
イタリア研修旅行
研修旅行の感想／イタリアの社会協同組合視察報告／イタリアの社会協同組合B型

あとがきより　「『モモ』のメッセージはまず、スローワークの提案があり、次に引きこもりの原因の解明があり、そして協同組合社会の構想があると思っています。とりわけ協同組合の分野でこの本を役立てることが出来ればと考えています。」

152.　ASSB誌13―1号目次　境　毅　　2005/07/10 (日) 16:18

ASSB誌13巻第1号、2005年4月号の目次です。

現場から　社会協同組合のミッション　三団体の相互関係について
ヘーゲル弁証法の転倒にスピノザは役立つか？
実体論の研究（第1回）
Aライプニッツの実体論
Bライプニッツのモナド論
マルクスと考える時間とお金の秘密

後記より　「以前に私はアイデンティティは他者から見られることで形作られるという、他者という鏡について言及してきましたが、ライプニッツの宇宙を映す鏡としてのモナド論は、実は、デカルトの自我論に対置された関係論的自我論の提起だったことが判明したのです。」

151.　ASSB誌目次　境　毅　　2005/07/10 (日) 16:09

ASSB誌13巻第2号、2005年6月号の目次です。

現場から　参加型システム実現のために
ライプニッツを旅する（上）実体論の研究（第2回）
序章　今なぜライプニッツ　第1章　デカルトの地平
第2章　デカルトによる革命とは　第3章　酒井潔『世界と自我』を読む
後記より「この間現代人の自己神格化についていろいろ述べてきましたが、自己神格化した人々がどのようにしたら協同できるのか、ということの解明がわたしの今の関心事です。」

150.　Re: ＪＲ西日本脱線事故　めぐみ　　2005/05/28 (土) 07:47

> 　ＪＲ西日本の事故原因として、収益ダイヤの重視と「自己責任論」労務管理による運転者へのプレッシャーによる速度超過が「わずか１分半」のために１００名以上の死者という理不尽とともに明らかになってきている。しかし、今更の様に「納期厳守」の前に「生産者の善意」を捨てざるを得ないことなどは、もはや日常なのだ。
> 　システムに順応することが、生き残る道の様に思われているが、本書「モモと考える時間とお金の秘密」の指摘は、「人の営み」がそんな従属的なものではなかったという、まだかすかに残る感応の原初からのイメージに立ち返らせてくれる

広野さん
運輸の機構が壮大な機械の体系であり、Ｇ−Ｇ`の運動をする資本の化身であり、資本制的生産の機構を表していることは自明ですよね｡亡くなられた若き運転手が、機械の体系の一付属物を強制されたからこその殉職です。とすれば、このシステム、資本制的生産の機構の暴走こそが、多数の乗客の命を奪ったのです。この事態を、貴方は見せています｡
ところが、この事故に対する労組の抗議声明･抗議集会では、利潤追求と労務管理への批判があるばかりで、このシステムへの批判がほとんど無いのです｡これは恐るべきことです｡
昨日のレイバーネットの抗議集会も三井三池の炭塵爆発の事故が取り上げられていましたが、安全なくして操業無し・・・という見地からだけでした｡
これが、今の労働運動･社会変革運動の現実なのです｡
広野さん･そして境さん・・列車事故に表れた社会運動の内実に、私たちは思慮を巡らすべきです。

148.　認知症高齢者虐待死事件とＪＲ西日本脱線事故　広野俊　　2005/05/01 (日) 01:16

>まだかすかに残る感応の原初からのイメージに立ち返らせてくれる様でもある

147.　認知症高齢者虐待死事件とＪＲ西日本脱線事故　広野俊　　2005/05/01 (日) 01:05

　そう古くない最近の話で、「寒い寒い」と訴える認知症高齢者にうんざりしたのか（宿直で自分一人で担当する高齢者は８名強、、ひとり一人の訴えに付き合って居られない事情）、施設の若いヘルパーが温風ヒーターの前に、その全面介護が必要（自身では温風から逃げられない）な高齢者を座らせて（すなわち虐待状態に置いて、、つまりは虐待して）死なせた事件が在った。そのヘルパーについての報道では、どうやらいわゆる「福祉」の仕事に就くというより、「賃労働」先としてヘルパーに転職しただけだった様だった。
　ＪＲ西日本の事故原因として、収益ダイヤの重視と「自己責任論」労務管理による運転者へのプレッシャーによる速度超過が「わずか１分半」のために１００名以上の死者という理不尽とともに明らかになってきている。しかし、今更の様に「納期厳守」の前に「生産者の善意」を捨てざるを得ないことなどは、もはや日常なのだ。
　システムに順応することが、生き残る道の様に思われているが、本書「モモと考える時間とお金の秘密」の指摘は、「人の営み」がそんな従属的なものではなかったという、まだかすかに残る感応の原初からのイメージに立ち返らせてくれる様だ

146.　まだ拾い読みですが　広野俊　[URL]　　2005/04/04 (月) 15:57

Ｐ１８７〜２０４「モモの新しい村」「迂回作戦」のイメージは実は非現実的でも何でもなく、僕はとても実感できます。可能な近未来は、ネットワークに潜在する呼吸に聞き耳を立て繋いでいけば描ける素地が広大にありますね

145.　モモの本の読後感募集　境　毅　　2005/04/02 (土) 08:39

『モモと考える時間とお金の秘密』読んでくださったでしょうか。ぜひ一言感想を書き込んでください。

144.　本のできばえ　境　毅　　2005/03/24 (木) 18:41

3月17日に東京で出来上がった本をもらいました。表紙はちょっと繊細にしすぎという感じですが、なかのつくりは良く出来ています。東京での市民セクター政策機構の祝賀会や、帰ってからの安全ゼミで皆さんに買ってもらいました。読んでくださった方が人に勧めてくれるようなものになっているかどうか、これが肝心ですね。

143.　相互リンクをお願いします。　行政書士　　2005/03/09 (水) 04:02

１月２９日のレッツ市の後で約束した相互リンクをよろしくお願いします。

私の方はリンクをしておきました。ご確認ください。私のWeb Siteは、

http://www.sakai.zaq.ne.jp/dubjq904/です。よろしく、お願いいたします。

では、失礼いたします。

140.　チラシ　境　毅　　2005/03/04 (金) 15:54

出版社のほうで作ってくれたチラシがあります。まもなくこのHPのスケジュールのところにUPされるでしょう。

139.　購読のおすすめ　境　毅　　2005/03/04 (金) 15:51

ご購読のおすすめ

　このたび書肆心水から、拙著『『モモ』と考える時間とお金の秘密』が出版される運びになりました。著者割引が出来ますので、お世話になったかたがたや、知人友人の皆さんにお知らせし、ご購入していただきたいと思い、ご案内を差し上げます。
　もちろん大きい書店には配本されます。書店でお求め下されば、書店も注目しますので、宣伝効果があります。また大量に販売できる場合は出版者との直の取引で、もっと有利な割引があります。ここでは書店でお求めにくい方々にお分けする方法をお伝えします。
　下記の郵便振替口座を利用してくださった方には、消費税分の割引になります。その場合は、代金の入金の案内があった時点で、出版社にご住所を連絡し、出版社のほうから本を送ってもらうようにします。代金2600円のほかに振り込み手数料70円が必要です。
　直接手渡しで購入指定ただける場合には、送料が要りませんので、2500円でお分けします。ただし生協などで共同購入される場合には、もっと安い価格になるかもしれません。この点ご承知おきください。

郵便振替　　口座名　　　社会システム研究所
　　　　　　　口座番号　　01040―7―33939
代金2600円と通信欄に、「『モモ』と考える時間とお金の秘密」購入、とお書きください。なお、発売日は3月下旬です。

　　　　　　　　　　　　

　

138.　モモの追加　境　毅　　2005/01/08 (土) 16:39

イタリア旅行でモモの原稿の書き換えを決意してしまい、１１月に出来てた分から８０枚の差し替えを考え、年末から書き始めました。やっと半分で、これからは中世の教会について調べなければなりません。先史時代や古代は終わったのですが、いつも自分の実践と結びつけて考える私にとって、これらの歴史を調べたことは大変役に立ちました。

137.　年頭にあたって　境　毅　　2005/01/01 (土) 14:15

新しい年になりました。今年は例年の活動のほかに、モモの本が出たり、表さんとの共同で公開講座やスピノザ研究会をやったり、といったことが新たに付け加わります。またこれまでの活動で、サポートセンターの運営が灰色でしたが、今年からは、社会協同組合のシンクタンクとしての活動に純化しようと考えています。ＮＳワーカーズがＮＰＯ法人取得を目指しＮＰＯ法人日本スローワーク協会を立ち上げますので、従来サポートセンターに期待されていた活動は、こちらで担えることになったこともあります。
ＨＰの更新や掲示板への書き込みがどうもとどこりがちです。日常活動が忙しくなってきているということでお許しください。月に1回の更新はやるつもりです。

136.　新しい国家社会の建設を目指して　小林康子　[URL]　　2004/12/19 (日) 21:44

拝啓
　今や国内外の諸状況は風雲急を告げるほどの歴史的大激動に突入してきたようだ。残念ながらその危機感を真底から認識している者は殆ど皆無のようだ。確とした展望もなく具体的解決策もないままに、激しい激流に押し流されているようだ。数千年来の大激動の到来に伴う大改革に際しては、最早、画期的な技術による国家的政策の推進と画期的意識変革を伴う国民総懺悔の天下の大掃除が必至となったようだ。ここに提言するものは、新しい国家社会の建設を目指して、広範多岐に亘る諸問題を総合的且つ多角的に検討し解決策を提示するものだ。
　
　具体的には、世界最大の未利用資源の火山灰を活用した新素材技術や、真の仏身登場による新思想を元にして、外交問題、種々の法制度の整備、行政改革、立法府改革、司法改革、憲法改正、民法改正、産業構造改革、景気対策、内需拡大、国土開発、省資源・省エネ対策、放射性・産業廃棄物処理、コンクリート劣化対策、砂漠の緑化、自然と調和した環境造り、創造立国、創造教育、健全な家庭と生活、真の男女共同参画社会の在り方、夫婦別姓問題、少子化対策、霊魂と神仏の正しい概念、真の宗教と信仰の在り方等を提示し、文明史の大転換を図り、日本のみならず、全世界の窮状を救済して行こうとするものである。

　併せて、真の仏身顛化の歴史的大偉業の達成を御紹介し、国家危急存亡に際して、国内外の邪悪で猜疑な想念の一掃、廃絶、淘汰を目指して、数千年来の歴史を総決算し、新たなる光輝ある仏土を厳浄し衆生を理益せんとするものである。詳細は某ＨＰを参照下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98

135.　投稿者の方へ　境毅　　2004/10/29 (金) 00:01

この欄は字数の制限があります。それで長い論文は「論争のページ」に投稿してもらっています。最近資本論批判の投稿があり本日私の手元に届きました。投稿された方への伝言です。今から読みますのでしばらくお待ち下さい。

134.　Re^4: モモの増補　境毅　　2004/10/19 (火) 19:51

ほとんど作業は終わり、あと出版社に手渡すだけになっています。

133.　Re^5: ネグり　境毅　　2004/10/12 (火) 22:02

ネグリ要綱研究についてのコメントが出来ました。ASSB次号に載せます。

132.　Re^3: モモの増補　広野俊　　2004/10/06 (水) 14:51

> > 出版はいつ頃になりそうですか、楽しみにしています
> 出版社との契約では12月が原稿の納期です。それから3ヶ月くらいで出るのではないでしょうか。

　現代を考えるいいテキストと思われますので、極少数でも読書会をやり遂げようと思っています。こちらでは学習会(シグナルイシューでない限り)も、やり遂げた経験がないので、呼びかけて継続されて参加者が何がしかを持ち帰るという循環を、まずは経験しそれを継続したいものです。参加者がその日「目から鱗」ならもっといいですが

131.　Re^2: モモの増補　境毅　　2004/10/05 (火) 22:57

> 出版はいつ頃になりそうですか、楽しみにしています
出版社との契約では12月が原稿の納期です。それから3ヶ月くらいで出るのではないでしょうか。

130.　Re: モモの増補　広野俊　　2004/10/03 (日) 00:49

出版はいつ頃になりそうですか、楽しみにしています

129.　モモの増補　境毅　　2004/10/02 (土) 22:00

10月中にモモの増補を仕上げようと準備にかかってています。新しく書くぶんについてはあらあら出来ました。後は既に書いてある｢文化知の提案｣を書き直して末尾に持ってこようと考えて、これから作業に入ります。

128.　Re^4: ネグり　境毅　　2004/09/24 (金) 22:10

ネグりへのコメント、一応完成させました。結局ネグりは自身のアウトノミア運動の綱領的見地から『要綱』を解釈したのでした。解釈自体は買えませんが、アウトノミア運動の綱領は面白い、というのが、中間的結論です。

127.　Re^3: ネグり　境毅　　2004/09/20 (月) 22:31

いまネグリの『マルクスを超えるマルクス』へのコメントを作成しています。表さんとの勉強会で報告したことでネグリの視点がはっきり見えてきました。時間のところに書いたようにネグりはマルクスの経済学的範疇を政治学的範疇として読み込んでいる訳ですが、その事で色々とフライングを起こしているようです。決定的なことは、資本の捉え方で、資本は単に指示の体制としてしか捉まれていず、それが経済的支配体制であることに無関心です。その事の原因は、資本と労働の交換の｢二つの過程｣を把握しておらず、これを普通の交換に解消していることにあるようです。詳しくは論文に書きます。

126.　Re: ケアと時間　境毅　　2004/09/19 (日) 23:16

時間論のうち、「ハイデッガーの時間論」とPC講座のレジュメはちかじかUPします。もう時間論を卒業し、ネグリの『マルクスを超えるマルクス』のコメントを書いています。ネグりは『要綱』の経済学的範疇を政治学の見地から読み込んでいることが分かりました。アウトノミア運動の渦中にいたネグリの問題意識についてはいたいほど分かります。

125.　ケアと時間　境毅　　2004/09/10 (金) 22:35

まさか時間論がやれるとは思っていませんでしたが、実践的要求があればとにかく猪突猛進してしまいます。９月１１日のPC講座はケアと時間をやりますが、やっとレジュメが出来ました。あとPC講座のリニュアルが進んで、まちづくりの研究会が生まれそうです。PC講座の方はどうするか、色々考えています。それはそうと、この間更新が遅れて申しわけありませんでした。色々あった上に最後にパソコンが故障するというおまけもありました。

124.　Re^2: ネグり　境毅　　2004/09/08 (水) 22:49

ネグリの要綱解釈に異論があります。彼は資本論のマルクスよりは要綱のマルクスがいいという立場ですが、私は要綱で資本論を再審し、資本論を革命の書として復権しようという立場です。これは実は1978年に出版した『資本論の復権』の立場でした。この事についてネグりに手紙を書きました。誰かが翻訳して、いつかはネグリのもとに届くでしょう。

123.　Re: ネグり　境毅　　2004/08/30 (月) 22:41

ニュースタートの｢２１世紀の学問｣で、ネグリの『帝国』を取り上げました。ごく一部の読み合わせをしただけですが、今の若者にはちょっと無理なテキストだと分かりました。フアンに成れば別でしょうけど、読みにくい本でした。その教訓で突然次回からは児童文学のエンデを読むことにしました。

122.　ネグり　境毅　　2004/08/21 (土) 21:06

いよいよネグリの『帝国』にコメンとする羽目になり、まず五つの講義を読むと、ネグり独特の思想があることが分かり、結局『マルクスを超えるマルクス』から始めました。マルクスはこの15年間読まなかったもので、ましてや『要綱』とは20年ぶりです。しかしこの本を読んでネグリの発想がよく分かりました。あまり批判はしたくないですが、むしろ積極的な提言をしようと思っています。

121.　Re^3: 時間　境毅　　2004/08/12 (木) 23:11

もう時間論は卒業です。若干遣り残したことはあるのですがアインシュタインまでノートが出来ました。後はケア学とモモ論の増補という形でこの間の勉強の成果を生かしていきます。今からはネグりの『帝国』に取り組みます。

120.　Re^2: 時間　広野俊　　2004/08/12 (木) 18:47

> それはミクロのレベルで観察される振動のことだと考えます。生命体も物質からなっていますから、この時間を持ち、さらにいのちと言う時間も持ちますから、人間の場合二重の時間を持っていることになります。これが客観的時間と主観的時間と言う時間観念が生まれる根拠のように思われます。

科学好きでしかも社会に懐疑的な僕にはたまらない書き込みです（笑）

119.　Re: 時間　境毅　　2004/08/06 (金) 12:24

時間論を色々読んで一応の結論を出しました。私の時間論のスタンスは実践的時間論と言うもので、エンデの「時間とはいのちなんです」と言う観点を踏まえ、ハイデッガーの相対性理論解釈に学んで、時間とは物質の何かで、それはミクロのレベルで観察される振動のことだと考えます。生命体も物質からなっていますから、この時間を持ち、さらにいのちと言う時間も持ちますから、人間の場合二重の時間を持っていることになります。これが客観的時間と主観的時間と言う時間観念が生まれる根拠のように思われます。

118.　時間　境毅　　2004/07/29 (木) 23:06

ハイデッガーの時間論は、アインシュタインの相対性論に学んで、現存在(人間)自身が時間である、というものでした。でもそれは人間を存在者の中で特権化したことの影響か、言葉を発するということで、根拠づけているようです。エンデは『モモ』で、時間とは命(レーベン)であるといっていますが、こちらの方がベターですね。ハイデッガーには命という視点はありません。命という点では、他の存在者としてある生物と同じで、人間を特権化したハイデッガーの視野の外なんですね。レーベンの軽視、これがハイデッガーのナチ荷担の自己批判の不在の原因かも知れません。

117.　Re^2: フーコーが面白い　境毅　　2004/07/24 (土) 00:08

フーコーが面白いといいながら、もはや興味は他に移っています。ほんとに飽きっぽくなりました。ケア学のために時間論をやる必要があり、とりあえずハイデッガーの『存在と時間』を再読してみました。人間(現存在)が他の存在者に対して優位性を持っているとか、大衆の日常生活を馬鹿にしていたりとかが鼻につきますが、時間論については面白いことを言っています。それは何かについては次回のお楽しみ。

116.　Re: フーコーが面白い　境毅　　2004/07/16 (金) 00:00

自律した個人ではなく、自己と他者を出発点にして社会を語る、これがこの間の私の課題でした。７月１０日の政治･文化講座でこの問題の解決に近ずきました。要は主体として措定することです。主体の歴史を振り返れば、階級主体としてのプロレタリアートに始まり、自立した個人(市民主義)へと移行してきましたが、第３の主体は社会形成力を持ったものだ、ということで、それが自己と他者なんですね。詳しくは近じかHPするレジュメを参照下さい。

115.　Re: 物象化について　境毅　　2004/07/06 (火) 20:07

1週間見過ごしてしまいました。申しわけありません。
>
「ある１商品を、一般的相対的価値形態から排除することでその商品に一般的等価物の形態規定を与える商品世界の共同行為である（一般的価値形態）と」
これは商品所有者達の共同行為ではなく、諸商品の共同行為でしたね。「貨幣形態生成の行為への、人間の本能的・無意識的な共同参画としての１商品金の貨幣形態としての選択・・・という社会的行為として、二つの間に相違を認めるからです。」
こちらは歴史的な商品所有者の価値表現の対象物の変化を生み出す共同行為ですね。
「物象の運動と、それに意志支配された人間の社会的行為として、区別することを明示したほうがよいと思えるからです。」
商品の行為の方は観念の中でのもので、商品の本性としてあるものの概念的把握です。何が貨幣商品になるかという問題は歴史的な事です。これに対して、交換過程論に出てくる共同行為は、商品所有者達の行為で、商品の本性にしたがった行為です。「３物象化論の立場｣で私が述べたのは、この第3の事柄です。

114.　フーコーが面白い　境毅　　2004/07/04 (日) 23:07

ケア学のイメージに苦労していたときに、たまたま本屋でフーコーのコレージュ・ド・フランス講義『主体の解釈学』(ちくま書房)を見つけました。フーコーの本について、出会いはこれまでなかったのですが、やっと出会えたという感じです。この大部の講義のテーマは<自己への配慮＞で、これが西欧近代知では、ギリシャ時代にはこの概念の一部でしかなかった、＜汝自身を知れ>が脚光を浴びる一方この概念自体は省みられなかったというのです。これは今の私にとってすごく面白い視点で、フーコーのおかげでケア学の原理が出来そうです。

113.　Re^9: 自己と他者パート２　境毅　　2004/06/27 (日) 23:13

いよいよ7月のＰＣ講座に向けて、ケアの経済学の準備に取り掛かります。着想だけははっきりしているのですが、どうなる事でしょうか。しばらくはやせる思いをする日々が続きそうです。

112.　物象化について　惠　浩司2004/06/27 (日) 00:12

榎原様
｢今日の社会病理とはなにか、それをどう解決すべきか｣のなかの｢3物象化論の立場｣について、私の理解を述べてみます。

これは、物象の人格化に対立する人格の物象化（３章第２節流通手段註73段落D・K1原P128）を意味すると、考えてよろしいでしょうか？ある１商品を、一般的相対的価値形態から排除することでその商品に一般的等価物の形態規定を与える商品世界の共同行為である（一般的価値形態）と貨幣形態生成の行為への、人間の本能的・無意識的な共同参画としての１商品金の貨幣形態としての選択・・・という社会的行為として、二つの間に相違を認めるからです。物象の運動と、それに意志支配された人間の社会的行為として、区別することを明示したほうがよいと思えるからです。
使用価値と価値の内的対立・特殊な具体的労働が同時にただ抽象的一般的労働としてのみ認められる対立と、一体のものとして挙げられる物象の人格化と人格の物象化なのですから、榎原さんが『就職が怖い』で提示された学生さんの意識は、はからずも、商品労働力を労働市場で代弁する者ではなくなっていることを示していると理解できます。

111.　Re^8: 自己と他者パート２　境毅　　2004/06/18 (金) 23:21

> 西原さんの『自己と社会』へのコメントを書き終えました。次号ＡＳＳＢに載せます。

これは保留になりました。8月発行のものになるでしょう。またヘーゲル論も出来ているのですが、これも発表は遅れます。実はこのＨＰにあるモモ論を本にしないかという提案があり、それに乗ったので、ＡＳＳＢ原稿の書きだめをしているのです。10月の分まで書きだめました。

110.　Re^2: 近況　境毅　　2004/06/11 (金) 00:22

この先あまり長くはないのに、次から次へと新しい理論的課題に取り訓っでいますが、不思議な事に1月前にやった事が、数年前のように思ってしまいます。バラキン雑記やこの掲示板に書き込んでいるおかげで、何をやっていたのかが確認できるのですが、書き込んでなければ全て忘れてしまっていたかも知れません。この間久しぶりに協同組合論のレジュメを作りました。10年前にはそればかりやっていて、今その頃のものを読み返すと、説得力に欠けているようです。今はその頃に比べて随分現実の方が変わっていっているので、同じ事を言っても説得力が生じているかもしれません。というような事を感じながらレジュメを仕上げました。

109.　Re^7: 自己と他者パート２　境毅　　2004/06/03 (木) 23:19

西原さんの『自己と社会』へのコメントを書き終えました。次号ＡＳＳＢに載せます。自己と他者というテーマからすれば、なんともやりきれない事件が起こりました。でもあれってブッシュがアフガンやイラクに攻めていったのとまったく同じ事ではないでしょうか。レヴィナスのいう｢顔｣に｢汝殺すなかれ｣のメッセージを読めないのですね。ブッシュとそれに追随する小泉の本質を小学生が開示してしまったのかもしれません。

108.　Re^6: 自己と他者パート２　境毅　　2004/05/24 (月) 00:00

社会の発生論について考えている社会学者を発見しました。西原和久さんです。よく見かける名前でしたが、今回初めて『自己と社会』（新泉社、2003年）を読み色々教えられるところがありました。これからコメントを書きます。あと香山リカ論はニュースタート関西のＨＰの書評のところにＵＰされました。お読み下さい。

107.　Re^5: 自己と他者パート２　境毅　　2004/05/18 (火) 20:30

ヘーゲルについて、結局、力と悟性の後半部分から自己意識の前半部分まで、解釈をしてみました。哲学の旅の続きとしてASSBに載せます。決して成功してはいませんが、この作業を終えた事で、社会がどのように生成されるかについてのイメージを得る事が出来ました。今ケアの経済学について考えていますが、その第1章は社会とは何か、どのように生成されるか、という事になります。その内容は人と人の対面の関係が社会を都度生成するという事です。これがヘーゲルを学ぶ事で解けてきました。もうすぐ仕上げます。ご期待下さい。

106.　Re^3: ある疑問　境毅　　2004/05/18 (火) 20:18

> 『資本論研究』１などで宇野派は､G−W−G`をマルクスは､流通形態として純化すべきだと非難しているのですから､「貨幣の資本への転化」をめぐっての論争が必要ですね。榎原様よろしくお願いします。
> 　　以上です。惠

惠さんには申し訳ないのですが、今資本論について何か研究する気になれません。また宇野派の最大の問題点は利子うみ資本論にあると考えていて、原論の間違いについてこと上げする気持ちにはなれません。そんな事をしても、あまり意味はないと思います。私の今の問題意識は社会とは何かというもので、これを明らかにしていく限りでの経済学の理論が問われているので、これと関わりのない理論問題には近ずきたくないのです。惠さんの問題意識にある理論問題が、今日の実践上の問題とどうかみ合っているのか、これを鮮明にして欲しいと思います。
> 　

105.　Re^2: ある疑問　惠　浩司2004/05/13 (木) 00:33

>率直な1節のマルクスの展開を、なぜ榎原さんは､G−W−G’は流通形態と示すことで＜形態―実態論＞を展開する宇野派批判に採用しなかったのですか？
>
> 復権の何頁かを指定して下さい。

『資本論の復権』P20での、『経済学批判要綱』からの「二つの過程」論の紹介に示される榎原さんの意図は､｢宇野の把握のごとき資本の生産過程が商品形態で持って行われる…」という解釈の誤りを､その二つの過程の後者の過程を､資本の生産過程の内的作用を明示することで､証明することでした。
　でも、要綱でもそうですが､貨幣の資本への転化・価値の自己増殖（要綱のP185の見出しは､ほぼ同義の表現をしている）
をみだしての、「あらゆる実体―即ち商品の形態で存在する貨幣」（同P193）という資本への新しい規定があっての、それを前提しての二つの過程論、であります。この「あらゆる実体｣は、資本論での「自ら運動しつつある実体｣（原P169）であり、「主体」として、資本を物象の人格化と規定するものへと連なるものでありました。自己増殖する価値・過程としての価値の規定があっての､＜二つの過程＞での運動する価値の分析であるはずです。
　以上は､ISM14であり、12・18ブントの時代のものでした。
その総括であろうものが､次であります。

　『資本論の復権』P253〜254での､二つの過程を示しての､「過程の第2の面」についての叙述も、意志をもった主体としての価値の運動の現われとしての資本家的な直接的生産過程の一面としての労働過程の規定であるはずが､明瞭に提起されていない…と思えます。
「対象化された労働のあらゆる特殊形態のうちに存在している貨幣として､資本がいまや､対象化されていない､過程および行為として存在している。｣『要綱』（同上P246からの孫引き）と示されていることは､過程としての価値であり､運動する実体としての価値の､正確な了解抜きには把握できないと思います。

『資本論研究』１などで宇野派は､G−W−G`をマルクスは､流通形態として純化すべきだと非難しているのですから､「貨幣の資本への転化」をめぐっての論争が必要ですね。榎原様よろしくお願いします。
　　以上です。惠
　

104.　Re: 近況　境毅　　2004/05/11 (火) 23:30

第5次政治・文化講座の第1回目が終了しました。男女共同参画社会について報告しましたが、どうやら私の目の黒いうちに、世帯の枠を取っ払って、家族の中の成人にすべて個別に、税金と年金と保険を手当てしていく事が起きてしまいそうです。その時にこのようになる事で割を食う人たちへの救済はどのようにするのでしょうか。政府のプランはそのような事は全然考慮されていないようです。

103.　Re: ある疑問　境毅　　2004/05/11 (火) 12:26

> 資本論1巻4章の叙述を､『資本論の復権』では、その3節にふれ、要綱の二つの過程論を紹介することで終わり､G−W−Gの流通形態の批判的吟味から､価値が運動する実体として現れることを明示しての､「価値は､いまや､商品関係を表示するかわりに、いわばそれ自身に対する私的関係に入る」と明らかにししている率直な1節のマルクスの展開を、なぜ榎原さんは､G−W−G’は流通形態と示すことで＜形態―実態論＞を展開する宇野派批判に採用しなかったのですか？

復権の何頁かを指定して下さい。

> 価値形態論に､価値実体を前提とせず､貨幣の資本への転化にも「運動する実体」を忌避する宇野さんの資本論解釈の構成の誤りを批判せず、むしろ形態―実態論を受け入れた上で、「労働生産過程論」を批判しているように思えます。

復権の段階ではまだ価値形態論の意義が分かってなかったという限界があります。

102.　ある疑問　惠　浩司2004/05/07 (金) 23:47

資本論1巻4章の叙述を､『資本論の復権』では、その3節にふれ、要綱の二つの過程論を紹介することで終わり､G−W−Gの流通形態の批判的吟味から､価値が運動する実体として現れることを明示しての､「価値は､いまや､商品関係を表示するかわりに、いわばそれ自身に対する私的関係に入る」と明らかにししている率直な1節のマルクスの展開を、なぜ榎原さんは､G−W−G’は流通形態と示すことで＜形態―実態論＞を展開する宇野派批判に採用しなかったのですか？
価値形態論に､価値実体を前提とせず､貨幣の資本への転化にも「運動する実体」を忌避する宇野さんの資本論解釈の構成の誤りを批判せず、むしろ形態―実態論を受け入れた上で、「労働生産過程論」を批判しているように思えます。
勿論「所有と労働との

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