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第12回公開講座のご案内

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　文責　境　毅

　ネットワーク情況・関西の公開講座も3年目に入りました。ここで講座のイメージを一新して、新たな形で進めて行きたいと考えています。従来は主として学識経験者を講師としてお招きし、お話をお聞きする形でしたが、以降は若い人たちに講師として登場していただき、それぞれ思うところを開陳していただきたいと思っています。
　このように考えるに至った背景には、たとえば07年元旦の朝日朝刊の一面トップに「ロストジェネレーション」という連載物の第一回が掲載されたところに象徴的です。そこでは2000万人に上る若者たちの生活と仕事の未来像がはっきりとしてはいないことが記事として書かれています。私たちも引きこもり支援の活動などとかかわってくる中で、うすうすこの問題が大変な問題だと気づき、スローワーク協会でも議論を開始しています。
　従来スピノザ研究会を母体として出発した公開講座でしたが、現役の学生が多く、関西で活動しているいろいろな団体や個人たちと連携していかなければこのような問題を取り上げることは出来ません。それで1月の公開講座はNPO法人日本スローワーク協会の協力を得て実施することとし、講師の紹介などをしていただきました。新規のイメージの第一回目となります1月の公開講座は次のような講師と内容を予定しています。フロアからの発言も積極的に求めていきます。奮ってご参加ください。なお参加費はカンパ制です。

日時　　07年1月28日（日）午後1時から5時　終了後交流会
場所　　ひとまち交流館京都（河原町6条東側）
テーマ　若者の労働環境
講師　　遠藤礼子さん（立命館大学非常勤講師・ゼネラルユニオン副委員長）
　　　　　大学での労働争議実践篇…争議の実践的経験についてお話をしていただきます。
　　　　内海博文さん（大阪大学人間科学研究科特任助手・NPO法人recip）
　　　　　グローバル化のなかで「社会」を想像し直す…大きい変化が起きている現在「社会」とは一体なんだろうか、ということについて話題提供していただきます。
　　　　櫻田和也さん（大阪市立大学院生・NPO法人remo）
　　　　　プリカリティ：労働の不安定・生活の不安…さまざまなフェスティバルを中止に追い込んだ芸術家たちのストライキを失業の社会学から考察していただきます。
進行　　講師一人30分の報告をお願いし、質疑応答して休憩。再開後はパネルディスカッション。

　以降もこのような形でいろいろな団体や諸個人とつながる形で講座を企画して行きたいと考えています。皆さんのご協力を期待しております。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-1-6 22:06:55 (1388 ヒット)