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 ホヌムペヌゞを開いお1幎以䞊経過したした。そしおやっず議論が起きおきおいたす。共産䞻矩をめぐる論争に぀いおは、共産䞻矩フォヌラムで玹介しおいたすが、それ以倖にもホヌムペヌゞの諞論文に぀いおの批刀なども寄せられるようになりたした。投皿論文は、「論争」のペヌゞに掲茉しおいたす。掲瀺板は1000字以内の曞き蟌み甚ですので、よろしくお願いしたす。

1: è¡šã•ã‚“の『情況』連茉論文の告知(1)   2: ä¿¡ç”šè³‡æœ¬ãšçŸå®Ÿè³‡æœ¬ïŒˆïŒ‘田䞭䞀匘(3)   3: ã‚œã‚·ãƒ¥ãƒŒãƒ«ã€Žäž€èˆ¬èš€èªžå­Šç¬¬äž€å›žè¬›çŸ©ã€ç™ºå£²(3)   4: ã€Œç™ºæƒ³ã®è»¢æ›ã€ã€€ãƒ¡ã‚°ãƒŸ(1)   5: ã€Œäž–界恐慌分析のための原理」バラキン雑蚘を読んで 田䞭䞀匘(8)   6: éžç‰©è³ªçš„劎働ず䟡倀法則  田䞭䞀匘(1)   7: ç”°äž­äž€åŒ˜ さんからのお問い合わせ(2)   8: åœ“分曞き蟌みできたせん(1)   9: å­Šã³ãŸã„(2)   10: ãŠä¹…しぶりです、旧ハンドル「川魚」の、臚倏ず申したす。(1)   11: ã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ ã«ã€ã„お(6)   12: èŠ‹è‹Šã—いですが(1)   13: ïŒ¡ïŒ³ïŒ³ïŒ¢ç›®æ¬¡ïŒˆåŸ©æŽ»ïŒ‰(1)   14: è³ƒåŠŽåƒãšã¯äœ•ã‹ïŒˆãã®äž€ïŒ‰æ£®çœŸæŸ„埩掻(1)   15: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論10(3)   16: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   17: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論補足(1)   18: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   19: ã‚る映画を芋お(1)   20: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   21: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   22: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   23: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   24: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   25: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その䞀(3)   26: åœ“分冷华期間、理想に぀いお(1)   27: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その二(1)   28: ã“れから䞍定期連茉ずいうかたちで商品論解釈を投皿したす(1)   29: åŠŽåƒãšåˆ†é…ã®åˆ†é›¢ã«ã€ã„お(3)   30: å°æŸ€å‹åŸ³æ°ã®ïŒœã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ æ‰¹åˆ€ïŒžã‚’読んで、(17)  

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゚ングラヌ版の問題点
ゲスト

境 毅 2008-4-2 11:22:57  [Reply] [Edit]

゜シュヌル第䞀回講矩録には付録ずしお、原兞の線集者である小束英茔氏による「゚ングラヌ版批刀」が付いおいたす。そこにはセシュ゚・バむむが線集しお出版した『䞀般蚀語孊講矩』に沿っお孊生の講矩ノヌトを貌り付けた゚ングラヌ版では珟実に行われた講矩を再珟できないこずが明らかにされおいたす。䞞山圭䞉郎や前田英暹らの研究は、゚ングラヌ版に基づいお゜シュヌルの講矩を再珟する詊みであり、私がこのサむトに掲茉した以前の゜シュヌル研究も、䞞山、前田の業瞟によったものでした。
今回すべおの講矩が翻蚳されたしたので、以前の゜シュヌル研究も再怜蚎するこずが必芁ずなっおいたす。ずりあえずこの点のみお䌝えしおおきたす。
瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論
ゲスト

田侭 2008-3-23 16:15:38  [Reply] [Edit]

亀換過皋における䟡倀実珟ず䜿甚䟡倀実珟の矛盟
商品生産者にずっお、自らが生産し所有する商品は、「なんらの盎接的䜿甚䟡倀をもたない」『資本論』、p.146ものです。それは「他人にずっおの䜿甚䟡倀」同であり、その生産者にずっおは、「盎接的には、ただ亀換䟡倀の担い手であり、それゆえ亀換手段であるずいう䜿甚䟡倀をもっおいるだけ」同にすぎたせん。
「すべおの商品は、その所有者にずっおは非䜿甚䟡倀であり、その非所有者にずっおは䜿甚䟡倀である。したがっお、これらの商品は、党面的に持ち手を倉換しなければならない。ずころが、この持ち手の倉換が諞商品の亀換なのであっお、たたそれらの亀換が諞商品を䟡倀ずしお互いに関連させ、諞商品を䟡倀ずしお実珟する。それゆえ、諞商品は、みずからを䜿甚䟡倀ずしお実珟しうるたえに、䟡倀ずしお実珟しなければならない。」同
ここに商品生産瀟䌚における自己ず他者ずの分裂あるいは察立が読み取れるのではないでしょうか。「他人にずっおの䜿甚䟡倀」が自分にずっおは「亀換手段」でしかないずいうこずは、他人の欲求を自己の欲求を充足するための手段ずしお利甚するこずを意味するからです。他者を自らの手段に貶めおいるずいえるでしょう。商品そのものに人間の共同性を砎壊する契機が朜んでいるのです。劎働力の商品化だけではなく、商品生産そのものに生存競争の根源が存圚するずいえるのではないでしょうか。本論からは少し脱線した議論ですが、森さんずmegumiさんの論争を読みながら、こんなこずを考えさせられたので、曞いおおきたした。
「他面では、諞商品は、みずからを䟡倀ずしお実珟しうるたえに、みずからが䜿甚䟡倀であるこずを実蚌しなければならない。ずいうのは、諞商品に支出された人間的劎働が、それずしお認められるのは、この劎働が他人にずっお有甚な圢態で支出された堎合に限られるからである。ずころが、その劎働が他人にずっお有甚であるがどうか、それゆえその生産物が他人の欲求を満足させるかどうかは、ただ諞商品の亀換だけが蚌明できるこずである。〈それゆえ、諞商品は、みずからを䜿甚䟡倀ずしお実珟しうるたえに、䟡倀ずしお実珟しなければならない。〉」同、p.147
このような䟡倀実珟ず䜿甚䟡倀実珟ずの盞互前提性ずいう矛盟から、商品生産者の協同行為ずしおの貚幣䞀般的等䟡物が生成したす。貚幣の生成は亀換の発展に䌎う歎史的事実であるず同時に、商品生産者が自らの商品に日々䟡栌を぀ける、぀たり貚幣ず亀換関係を取り結ぶこずによっお、再生産される事態でもあるのです。それは商品の本性に意志を支配された商品所有者の本胜的無意識的な協同行為なのです。この点に぀いおは抎原さんが幟倚の論文で明らかにされたこずです。
しかし単に䟡栌を぀けるこずによっお、自らの盎接的な圢態である䜿甚䟡倀ずは区別された䟡倀圢態を獲埗するだけでは、ただ矛盟の最終的な解決にはなりたせん。それは芳念的な䟡倀圢態にすぎないからです。
「䟡栌は商品の単に芳念的な䟡倀姿態である。だから、それず同時に䟡栌が衚珟しおいるのは、商品がただ実圚的な䟡倀姿態を持っおいないずいうこず、たたは、商品の珟物圢態は商品の䞀般的な等䟡圢態ではないずいうこずである。商品の芳念的な䟡倀姿態は、さらに䟡栌、すなわち、ただ想像されただけの、たたは芳念的な金姿態である。だから、䟡栌が衚珟しおいるのは、他の諞商品にたいしお亀換䟡倀たたは䞀般的等䟡物の働きをするためには、商品は、その自然の肉䜓を捚お去っお、ただ想像された金から珟実の金に転化しなければならない。」『資本論』初版、囜民文庫、P. 
貚幣ず珟実に亀換されるこずによっお、ある商品は䟡倀ずしお自らを最終的に実珟しうるのです。貚幣ず珟実に亀換されるずいうこずは、同時にその商品が貚幣所有者ずいう「他人にずっおの䜿甚䟡倀」であるこずの実珟でもありたす。珟実の亀換の成立においおはじめお先の矛盟は解決されるのです。
亀換過皋における矛盟を瀟䌚的総劎働の配分ずいう芳点からみるならば、次のようになりたす。商品の䟡倀実䜓である抜象的人間劎働は、その商品の生産に瀟䌚的に必芁ずされる時間によっお、量的な芏定を受けるものでした。ここではさらに「この劎働が他人にずっお有甚な圢態で支出された堎合に限られる」、すなわち瀟䌚的な有甚性が、瀟䌚的劎働たる抜象的人間劎働ずしお私的諞劎働が認められる還元される、ず蚀い換えるこずが可胜でしょうか条件ずしお登堎しおいるのです。こちらのほうがより匷い必芁性でしょう。ずいうのも瀟䌚的有甚性がなければ、瀟䌚的同等性は認められず、瀟䌚的総劎働の䞀分肢たる資栌をその私的劎働は倱うからです。マルクスはこの問題に぀いお『資本論』第巻垂堎䟡倀論の章で怜蚎しおいたす。
「商品が䜿甚䟡倀をもっおいるずいうこずは、ただその商品がなんらかの瀟䌚的欲望をみたすずいうこずを意味しおいるだけである。われわれがただ個々の商品だけを問題にしおいるあいだは、われわれは、この特定の商品―䟡栌のうちにはすでにその量が含たれおいるものずしお―にたいする欲望があるずいうこずを想定するこずができたのであっお、みたされるべき欲望の量にはそれ以䞊に立ち入らないでよかった。ずころが、䞀方の偎に䞀぀の生産郚門党䜓の生産物が立ち、他方の偎には瀟䌚的欲望が立぀こずになるず、このみたされるべき欲望の量が本質的な契機になる。いたでは、この瀟䌚的欲望の皋床すなわちその量を考察するこずが必芁になる。」『資本論』囜民文庫版、.
マルクスの関心は䟡倀ず䟡栌ずの関係に䞻ずしお向けられおいたす。぀たり需芁ず䟛絊ずの関係による䟡栌の倉動が䟡倀ずの偏差を発生させるこず、しかし偏差した䟡栌はそれ自䜓䟡倀を前提ずしおいるこずを䞭心的に取り扱っおいるのです。そしお䟡倀ず䟡栌の䞀臎を次のように瀟䌚的総劎働の配分の芳点から捉えなおしおいるのです。
「ある商品がその垂堎䟡倀どおりに売られるためには、すなわちそれに含たれおいる瀟䌚的必芁劎働に比䟋しお売られるためには、この商品皮類の総量に振り向けられる瀟䌚的劎働の総量が、この商品にたいする瀟䌚的欲望すなわち支払い胜力ある瀟䌚的欲望の量に察応しおいなければならない。競争、需芁䟛絊関係の倉動に察応する垂堎䟡栌の倉動は、それぞれの商品皮類に振り向けられる劎働の総量を絶えずこの限床に匕きもどそうずするのである。」『資本論』囜民文庫版、.
第巻では䟡倀法則ずいう「芏埋が、盲目的に䜜甚する無芏埋性の平均法則ずしおのみ自己を貫培しうる」『資本論』、p.174ずいわれおいるのは、具䜓的にはこのような需芁ず䟛絊の関係を䞀぀の契機ずした運動なのです。すなわち䟡倀法則ずは、生産者たちの背埌で行われる「䞀぀の瀟䌚的過皋」ずしおの瀟䌚的総劎働の配分過皋であるこずが、ここで述べられおいるのです。その盲目性は究極的には次のように衚珟されおいたす。
「䞀方の、ある瀟䌚的物品に振り向けられる瀟䌚的劎働の総量、すなわち瀟䌚がその総劎働力のうちからこの物品に振り向ける可陀郚分、぀たりこの物品の生産が総生産のなかで占める範囲ず、他方の、瀟䌚がこの䞀定の物品によっおみたされる欲望の充足を必芁ずする範囲ずのあいだには、少しも必然的な関連はないのであっお、ただ偶然的な関連があるだけである。・・・ただ生産が瀟䌚の珟実の予定的統制のもずにある堎合にだけ、瀟䌚は、䞀定の物品の生産に振り向けられる瀟䌚的劎働時間の範囲ずこの物品によっおみたされるべき瀟䌚的欲望の範囲ずのあいだの関連を぀くりだすのである。」『資本論』囜民文庫版、.
では、協同瀟䌚においおそれはどのように実珟されるずいうのでしょうか。それを考える準備ずしお物神性論におけるロビン゜ン物語を怜蚎しおみたしょう。

瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論
ゲスト

田侭 2008-3-22 22:17:31  [Reply] [Edit]

珟実の生きた劎働ず抜象的人間劎働の関係に぀いおの補足
前回の投皿で次のように述べたした。
「珟実の生きた私的諞劎働は、その質的芏定性に応じたさたざたな熟緎床ず匷床をも぀劎働力の「生産的支出」です。そのような生きた劎働が亀換関係においお瀟䌚的な床量単䜍ずしおの抜象的人間劎働「単玔劎働力の支出」ぞず還元されるのです。・・・・還元の量的比率はそれぞれの諞劎働の熟緎床ず匷床に応じお決定されるず考えられたす。」
この曞き方ではそれぞれの私的劎働の具䜓的な盞違が還元率の盞違ずなるような印象を䞎えるかもしれたせんので、少し補足したいず思いたす。
同䞀の商品を生産するさたざたな生産単䜍を考えおみたす。そこでは生産手段や生産者の個人的胜力など生産に関する諞条件は、それぞれにおいお異なっおいるず考えられたす。したがっお䞀商品を生産する時間も異なっおいれば、その時間においお支出される「生理孊的な」劎働力も異なっおいるでしょう。生産手段の盞違は生産の効率性の盞違であり、同じ䞀時間の劎働でも芁する劎働力は異なる堎合があるでしょう。それらの盞違をある生産郚門内で平均化したものがある商品の「瀟䌚的に必芁な劎働時間」を決定するのです。
この平均化は、たず生産条件の平均化が行われ、その平均的な条件での支出される劎働力−平均ず䞀臎する生産単䜍が倚数存圚する堎合でもこの支出量は、生産者の胜力によっお異なるず考えられるので−の平均化が行われるず考えられるでしょう。このように平均化された劎働時間あるいは生理孊的支出ずしおの劎働が、それ自䜓平均化された劎働である単玔劎働ず量的に比范され還元されるこずによっお、䟡倀実䜓量ずしおの抜象的人間劎働時間が決定されるのです。珟実の生きた劎働あるいは私的劎働時間はこの平均化の芁玠である、このような意味で䟡倀実䜓量の圢成に関䞎するのです。したがっお個々の劎働の生理孊的支出そのものが単玔劎働ずの比范で、量的に還元されるものではありたせん。同䞀の商品を生産するAの時間ずBの時間ずが同じ䟡倀実䜓量になるずいうこずがありえるのです。
さらに生産条件の倉動ずいう芁玠がありたす。瀟䌚的平均化ずはこの倉動に応じお倉化するものであり、以前は時間の抜象的人間劎働ずしお評䟡されたものが、30分にしかならないこずがありえるのです。この倉動が意味しおいるのは、亀換関係の内郚での還元ずいう堎合の亀換関係が、個々の亀換過皋ではなく、繰り返し行われる流通過皋内郚での関係であるこずを意味したすこの点に぀いおは小柀さんの『新叀兞掟経枈孊の批刀』に孊びたした。
たた生産条件の倉動が䟡倀実䜓量ぞ圱響するずいうこずは、生産者たちの背埌で行われる「䞀぀の瀟䌚的過皋」ずは単に流通過皋ずしおの亀換関係ではなく、生産過皋ず流通過皋ずの統䞀ずしおの再生産過皋ずいう意味でしょう。拙文「アナリティカル・マルキシズム論争によせお」ではこの芋地が䞍十分でした。『資本論の埩暩』を久しぶりに読んで、この点を孊びたした。
二重の瀟䌚的性栌あるいは必芁性の䞀぀である人間劎働ずしおの同等性抜象的同䞀性ずしおの抜象的人間劎働に぀いおの解釈は、以䞊で終わりたいず思いたす。次回からはもう䞀方の瀟䌚的性栌−他人のずっおの䜿甚䟡倀に぀いお考えおみたいず思いたす。亀換過皋における䟡倀ず䜿甚䟡倀の矛盟から始め、さらに「商品の呜がけの飛躍」の問題を瀟䌚的総劎働の配分ずいう芳点から考えおみたす。
゜シュヌル『䞀般蚀語孊第䞀回講矩』発売
ゲスト

境 毅 2008-3-20 21:50:20  [Reply] [Edit]

心埅ちにしおいた゜シュヌル第䞀回講矩が゚ディット・パルクから出版されたした。以䞋は出版瀟からの案内です。


       ◆出版の埡案内◆
 この床、゜シュヌルの『䞀般蚀語孊第䞀回講矩』リヌドランゞェによる講矩録を刊行いたしたした。『䞀般蚀語孊第二回講矩』リヌドランゞェによる講矩録2006幎刊行、『䞀般蚀語孊第䞉回講矩』コンスタンタンによる講矩録2003幎刊行に続く刊行で、小束英茔線パ−ガモン版党䞉巻の翻蚳が぀いに完結したた。
ゞュネ−ノ倧孊での゜シュヌルの『䞀般蚀語孊講矩』の党容が日本語の読者にも明らかにされるこずになりたした。
 『䞀般蚀語孊第䞀回講矩』は蚘号孊の実践的展開で、なぜ゜シュヌルが第二回講矩で蚘号孊の䞭心ずしお蚀語を眮いたのかがよく理解されるこずでしょう。党䞉回の講矩のテヌマはすべお出揃い、しかも第二回講矩でも第䞉回講矩でも語られおいなかった音声倉化の原因、結果、あるいは圱響に぀いお批刀的に蚀及されおいお、゜シュヌルが唯䞀の実圚ずしお認めた「話す䞻䜓の意識の裡にあるもの」、蚀語単䜍ずは䜕かが身をもっお捉えられるはずです。゜シュヌルはそれ以䞊の抜象化を望んだのでしょうか。望たなかったのでしょうか。゜シュヌル以埌ずはいったい䜕だったのでしょうか。

          ■目次■
、はじめに 
●蚀語孊ず民族孊●蚀語孊ず文献孊●蚀語孊ず論理孊●蚀語孊ず瀟䌚孊●音韻論の原理
、蚀語孊の誀りの分析    
●音声的な異倉●音声倉化の区分●音声倉化の原因●音声倉化の結果、あるいは圱響●類掚的な倉化●類掚、蚀語創造の䞀般的な原理●内的分類●接頭蟞●語根●類掚の保守的な圹割
、むンド・ペヌロッパ諞蚀語の家族の、内的及び倖的歎史の抂芁
●諞語圢の再建ず出来事の再構成●再建の目的、その確実性●音節の消倱の結果

 たった六人の孊生を前に、こうしお䌝説の講矩が始められたした。付録ずしお、小束英茔氏による『゜シュヌルの䞀般蚀語孊―゚ングラ−版批刀―』を収録臎したした。「孊生による講矩ノヌトの射皋ははるか遠くたで及び、倱われた歎史を取り戻そうず、100幎埌の読者䞀人ひずりの刀断を今や遅しず埅ち続けおいる」
蚳者はじめに。

ISBN978-4-901188-06-7 C1080 定䟡 3675円 本䜓3500円+皎A5刀 䞊補本320頁

゚ディット・パルク 
瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論
ゲスト

田侭 2008-3-20 18:00:18  [Reply] [Edit]

「単玔な平均劎働」ずしおの抜象的人間劎働
 前回の投皿では、抜象的人間劎働が諞商品の亀換関係の内郚でのみ成立する瀟䌚的実䜓であり、商品生産瀟䌚に特有な劎働の瀟䌚的性栌であり、したがっおそれが歎史的な芏定であるこずを芋おきたした。今回はその具䜓的な内容を芋おいきたしょう。
 「諞䟡倀の実䜓をなす劎働は、同等な人間的劎働であり、同じ人間的劎働力の支出である。商品䞖界の諞䟡倀に衚わされる瀟䌚の総劎働力は、確かに無数の個人的劎働力から成り立っおいるけれども、ここでは同䞀の人間的劎働力ずしお通甚する。これらの個人的劎働力のそれぞれは、それが䞀぀の瀟䌚的平均劎働力ずいう性栌をもち、そのような瀟䌚的平均劎働力ずしお䜜甚し、したがっお、䞀商品の生産に平均的に必芁な、たたは瀟䌚的に必芁な、劎働時間だけを必芁ずする限り、他の劎働力ず同じ人間的劎働力である。瀟䌚的に必芁な劎働時間ずは、珟存の瀟䌚的・暙準的な生産諞条件ず、劎働の熟緎および匷床の瀟䌚的平均床をもっお、なんらかの䜿甚䟡倀を生産するのに必芁な劎働時間である。」新日本新曞『資本論』、p.66
 「同等な人間的劎働」ずしおの抜象的人間劎働ずは、たず第䞀に「瀟䌚的平均劎働」であるこずが述べられおいたす。䟡倀量ずは、このような抜象的人間劎働が凝固しおいる量にほかならず、劎働の量ずは時間的継続によっお枬られるので、それは抜象的人間劎働時間ずいうこずになりたす。そしお、䟡倀量ずしおの抜象的人間劎働時間それ自䜓が、生産条件ず劎働の瀟䌚的平均化を通じお芏定されおいるのです。
 「瀟䌚的に必芁な劎働時間」がある特定の䞀商品における瀟䌚的平均時間であるずいうこずから、䞀商品を生産する珟実の生きた劎働の平均量ずしお䟡倀実䜓量を芏定する眮塩モデルのような解釈が存圚したす。しかし、それは具䜓的有甚劎働の量的芏定であり、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働量ではありたせん。なぜならば、具䜓的有甚劎働そのものは「同等な人間劎働」ではなく、さたざたな異なった質的芏定性を持぀諞劎働だからです。では「同等な人間劎働」ずはどのようなものなのでしょうか。
 「それは、平均的に、普通の人間ならだれでも、特殊な発達なしに、その肉䜓のうちにもっおいる単玔な劎働力の支出である。・・・・より耇雑な劎働は、単玔劎働の䜕乗かされたもの、たたはむしろ䜕倍かされたものずしおのみ通甚し、そのために、より小さい分量の耇雑劎働がより倧きい分量の単玔劎働に等しいこずになる。・・・・さたざたな皮類の劎働がその床量単䜍である単玔劎働に還元されるさたざたな比率は、生産者たちの背埌で䞀぀の瀟䌚的過皋によっお確定され、したがっお生産者たちにずっおは慣習によっお䞎えられるかのように芋える。」同、p.75〜76
抜象的人間劎働ずは単玔劎働平均的な「単玔劎働力の支出」であり、そのようなものずしおさたざたな珟実の生きた劎働の瀟䌚的な床量単䜍ずしお機胜しおいるのです。それは質的な芏定性を捚象されたものであり、単なる「人間の脳髄、筋肉、神経、手などの生産的支出」同、p.75であり、したがっお「生理孊的意味での人間的劎働力の支出」同、p.79なのです。
珟実の生きた私的諞劎働は、その質的芏定性に応じたさたざたな熟緎床ず匷床をも぀劎働力の「生産的支出」です。そのような生きた劎働が亀換関係においお瀟䌚的な床量単䜍ずしおの抜象的人間劎働「単玔劎働力の支出」ぞず還元されるのです。ある劎働は単䜍の抜象的人間劎働ずしお、たたある劎働は単䜍の抜象的人間劎働ずしお還元され、お互いに同等なものずしお量的関係が成立するのです。還元の量的比率はそれぞれの諞劎働の熟緎床ず匷床に応じお決定されるず考えられたす。
抎原さんは『䟡倀圢態・物象化・物神性』のなかで次のように述べおいたす。
「私的劎働の瀟䌚的性栌を瀺す抜象的人間劎働は、もちろん、私的劎働がもっおいる抜象的人間劎働ずいう属性、劎働生産物に含たれおいる私的劎働の時間的衚瀺ず無関係ではない。しかし、瀟䌚的実䜓ずしおの抜象的人間劎働は、物象盞互の瀟䌚的関係においお成立するものであり、他方の私的劎働の抜象的人間劎働ずいう属性は、䟡倀を創造する実䜓であり、この関係においお成立しおいる抜象的人間劎働の量の圢成に関䞎するのである。」『䟡倀圢態・物象化・物神性』p.73〜74
私的劎働の時間量が䟡倀実䜓量の圢成にどのように関䞎するかに぀いおは、これたで芋おきたように「生理孊的支出」ずしお抜象的人間劎働を把握するこずによっお解明できるのではないでしょうか。
諞商品は、亀換関係においお他の商品を自らに関係させるこずにより䟡倀圢態を獲埗し、そのような物象的圢態においお、自分を生産した私的劎働ずしおの珟実の劎働を抜象的人間劎働ぞず還元し、それによっお私的劎働は初めお瀟䌚的性栌を獲埗し、瀟䌚的に通甚する劎働瀟䌚的劎働の生産物ずなるのです。ものすごく端折った蚀い方ですが、䟡倀圢態論においお展開されおいるのは、この還元の具䜓的なあり方、぀たり事態抜象ずしお抜象的人間劎働が成立するこずの解明であるずいえたす。䟡倀圢態論は今回のテヌマではないので、このように簡単に觊れるにずどめおおきたす。
Re: 孊びたい、ネグリ京倧講挔
ゲスト

境 毅 2008-3-16 22:45:33  [Reply] [Edit]

 隔月に実斜しおいるネットワヌク情況関西公開講座はこのHPのお知らせで郜床告知しおいたすので呚知の事ず思いたす。これたでそれがない月に実斜しおいるスピノザ研究䌚は告知しおきたせんでしたが、これからはお知らせで告知するこずにしたす。
月の研究䌚は、ネグリ京倧講挔に、勝手に合流するこずにしたした。ネグリ講挔は以䞋の通りです。

人文研アカデミヌ アントニオ・ネグリ講挔「知識劎働ずプレカリアヌト」

 京郜倧孊人文科孊研究所では、アントニオ・ネグリ氏の来日に際しお、時蚈台癟呚幎蚘念ホヌルで講挔䌚を開催いたしたす。マむケル・ハヌトずの共著『垝囜』や『マルチチュヌド』においお、グロヌバル化する䞖界情勢のただなかに新たな瀟䌚運動の䞻䜓の生成を芋きわめ、珟圚䞖界的にもっずも泚目されるこの哲孊者の関西圏で唯䞀の講挔䌚に、倚くの方々の埡来堎をお埅ちしおおりたす。

アントニオ・ネグリからのメッセヌゞ
Copyright David Balicki
著䜜暩代理 株匏䌚瀟 フランス著䜜暩事務所

 「私は今回初めお日本を蚪問できるこずを倧倉幞せに思っおおり、 その意志ず忍耐ず奜奇心によっお、この出䌚いを可胜にしおくれたすべおの方々に感謝したす。ある思考の豊穣さが、それが珟実や違和感や霟霬に盎面する際に受け入れるリスクによっお枬られるほかないのだずすれば、そしおたた、その思考の誠実さが、それが攟棄するこずのできる確実性に応じお評䟡されるほかないのだずすれば、出䌚いず旅ほど、思玢を前進させるものはありたせん。たさに私はそのように私たちの来るべき察話を構想しおいるのです。なぜなら、諞々の差異から出発しお共通のものをゆっくりず構築しおゆくこずこそ、私が求めおいるものなのですから。」

日時 2008幎3月25日火曜日 18時00分〜20時30分開堎17時30分
堎所 京郜倧孊癟呚幎時蚈台蚘念通 癟呚幎蚘念ホヌル
挔題 アントニオ・ネグリ『知識劎働ずプレカリアヌト』
講挔むタリア語・日本語逐次通蚳あり

コメンテヌタヌ垂田 良圊 神戞倧孊教授
叞䌚王寺 賢倪 京郜倧孊准教授
定員 500名
聎講無料・事前申し蟌み䞍芁
䞻催 京郜倧孊人文科孊研究所
共催 財団法人 囜際文化䌚通
協力 日本航空 JAL
問い合わせ先 京郜倧孊人文科孊研究所 総務掛
 Tel 075-753-6902
 E-mail z-academy の埌に @zinbun.kyoto-u.ac.jp を぀けお䞋さい
 郚局URL http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/



瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論
ゲスト

田侭 2008-3-16 16:45:51  [Reply] [Edit]

 マルクスは二぀の商品の亀換関係䟡倀方皋匏をずりあげ、その等匏の関係においお、
「同じ倧きさの䞀぀の共通物が、二぀の異なった物のなかに、・・・実存するずいうこずである。したがっお、䞡者は、それ自䜓ずしおは䞀方でもなければ他方でもないある第䞉のもの〈亀換関係の内郚においお〉に等しい。したがっお、䞡者はどちらも、それが亀換䟡倀である限り〈すなわち亀換関係の内郚では〉、この第䞉のものに還元されるものでなければならない。」新日本新曞『資本論』、p.63
 ではこの「第䞉のもの」ずは䞀䜓䜕でしょうか。
「諞商品の亀換関係を明癜に特城づけるものは、たさに諞商品の䜿甚䟡倀の捚象である。」同、p.64
「劎働生産物の有甚的性栌〈䜿甚䟡倀〉ずずもに、劎働生産物に衚わされおいる劎働の有甚的性栌も消えうせ、したがっおたた、これらの劎働は、もはや、互いに区別がなくなり、すべおこずごずく、同じ人間的劎働、すなわち抜象的人間的劎働に還元されおいる。」同、p.65
 このような劎働の「凝固䜓」同䞊ずしお䟡倀が芏定されおいたす。そしお䟡倀は、この段階では―すなわち䟡倀圢態が問題ずはなっおいない段階では、「たがろしのような察象性」同䞊ずされおいたす。だずすれば、抜象的人間劎働は「たがろしのような」掻動ず考えるこずができたす。「瀟䌚的実䜓」同䞊ずしおの抜象的人間劎働は、亀換関係内郚でのみ成立するものであり、珟実の生きた劎働ではないずいうこずが、この点からも了解されるのではないでしょうか。
 抜象的人間劎働の超歎史的理解は、たずえば以䞋の叙述に根拠を眮いおいるのかもしれたせん。
 有甚劎働の「内容やその圢態がどうであろうずも、どれも、本質的には人間の脳髄、神経、筋肉、感芚噚官などの支出であるずいうこずは、䞀぀の生理孊的真理だからである。」同、p.122
 しかし、このような真理は思考による抜象の産物であり、亀換関係ずいう前提がなくずも成立しうるものです。それは思考による抜象にすぎないかぎり、実圚するものではなく、単なる抂念あるいはカテゎリヌずしおのみ存圚しえたす。それに察しお、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働は、「たがろしのような」掻動ではありたすが、亀換関係の内郚で実圚するものです。「たがろしのような」実圚性ずは矛盟した蚀い方かもしれたせんが、単なる思惟抜象ではないずいうこずを理解しなければならないず思いたす。぀たり、䟡倀実䜓論における抜象的人間劎働の抜出は、単なる思惟抜象ではなく、亀換関係における事態抜象を前提ずするものでしょう。事態抜象の内実―回り道ずいう媒介項の把握のない、そういう意味では盎芳的な把握ずいえるでしょう。
 たた䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働は、劎働過皋論での劎働䞀般ずは異なる抂念です。
「人間生掻の氞遠の自然的条件であり、それゆえこの生掻のどの圢態からも独立しおおり、むしろ人間生掻のすべおの瀟䌚圢態に等しく共通なもの」『資本論』、p.314ずしおの「劎働過皋の単玔な諞契機は、合目的的な掻動たたは劎働そのもの、劎働の察象、および劎働の手段である。」同p.305
 ここでの「劎働そのもの」ずは「合目的的掻動」であるのだから、その質的芏定あるいは有甚的性栌を捚象したものではないでしょう。したがっお「劎働過皋の単玔な諞契機」のひず぀ずしおの劎働䞀般は、抜象的人間劎働ではないのです。有甚劎働からその質的契機が捚象された抜象的人間劎働が、有甚劎働ずは区別された実圚ずしお存圚するのは、商品生産瀟䌚においおのみなのです。
Re:瀟䌚的総劎働の配分
ゲスト

田侭 2008-3-13 20:34:20  [Reply] [Edit]

この問題に぀いおは䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働論を仕䞊げたあずで觊れる぀もりですが、たさにmegumiさんのいわれるずおりです。二重の瀟䌚的な必芁性がそれぞれ没亀枉的あるいは独立的に芏定されおいるこずが、商品生産瀟䌚の最倧の矛盟ですよね。この矛盟を協同瀟䌚ではどのように止揚すべきかをずっず考えおきたした。そのような問題意識で曞いおいるのですが、雑事に時間をずられおなかなか進みたせん。すこし時間をください。
Re:瀟䌚的総劎働の配分
ゲスト

megumi 2008-3-13 2:15:30  Mail  [Reply] [Edit]

田䞭さん、森さんの共同䜓ず物象的䟝存の䜓制ずの混同を曞いおいるうちに、田䞭さんの述べる
瀟䌚的総劎働の配分
の問題を、マルクスは、「商品の呜がけの飛躍」の問題ずしお、次の点を批刀しおいるのではないかず思えたのです。

「亀換過皋が、諞商品を、それらが非䜿甚䟡倀である人の手から、それらが䜿甚䟡倀である人の手に移行させる限りにおいお、それは瀟䌚的玠材倉換である。ある有甚な劎働様匏の生産物が他の有甚な劎働様匏の生産物に取っおかわる。商品は、それが䜿甚䟡倀ずしお圹立぀堎所にひずたび到達するず、商品亀換の郚面から脱萜しお消費の郚面に入る。ここでわれわれが関心をも぀のは、前者だけである。

したがっお、われわれは、党過皋を圢態の面から、すなわち瀟䌚的玠材倉換を媒介する諞商品の圢態倉換たたは倉態だけを、考察しなければならない。
 この圢態倉換の理解がたったく䞍十分なのは、䟡倀抂念そのものがよくわかっおいないこずを別にすれば、どの商品の圢態倉換も、二぀の商品の、すなわち普通の商品ず貚幣商品ずの、亀換においお行われるずいう事情のせいである。

もしも商品ず金ずの亀換ずいうこの玠材的契機だけに固執するなら、人は、たさに芋るべきもの、すなわち圢態の䞊に生じるものを芋萜ずすこずになる。すなわち、単なる商品ずしおの金は貚幣ではないこず、そしお、他の諞商品は、それらの䟡栌においお、諞商品自身の貚幣姿態ずしおの金に自分自身を関係させおいるずいうこずが、芋萜ずされるのである。」資本論䞉章原P119

「瀟䌚的玠材倉換を媒介する諞商品の圢態倉換たたは倉態」
の問題を、
「瀟䌚的分業の䞀分肢であるこずを実蚌」぀たり、瀟䌚的劎働の配分の問題ずしお語っおいたのです。

以䞋のずころですね。
「しかし、圌の生産物が、瀟䌚的に通甚する䞀般的な等䟡圢態を受け取るのは、ただ貚幣においおだけであり、しかもその貚幣は他人のポケットの䞭にある。貚幣をそこから匕きだすためには、商品は、䜕よりもたず、その貚幣所有者にずっおの䜿甚䟡倀でなければならない。したがっお、その商品に支出された劎働は、瀟䌚的に有甚な圢態で支出されおいなければならない。蚀いかえれば、その劎働は、瀟䌚的分業の䞀分肢であるこずを実蚌しなければならない。しかし、分業は、自然発生的な生産有機䜓であり、その網の目は、商品生産者たちの背埌で織られたものであり、たた匕き続き織られ぀぀ある。」同䞊121

これは「商品の呜がけの飛躍」の問題ですね。『経枈孊批刀』でもおなじく
「商品の倉態」の説で述べられおいたした。
圓分冷华期間、理想に぀いお
ゲスト

森 真柄 2008-3-9 6:00:42  Site  Mail  [Reply] [Edit]

圓分の間、時間ず距離を眮きたく思いたす。
真理探究ぞの想いや、瀟䌚が良くなっおほしいず
人類の幞犏を願う想いが、お互いに十分あるならば、
い぀の日か、たた創造的な察話が出来る日が来るかも
知れたせん。
その日が来る事を願っおおりたす。
●瀟䌚探究にどんな方法を取るかずいう点で、
倧きな違いがある為、話が勘違いされるのかも
知れたせん。
今の人は、あたりにも今日明日に実行出来る事しか
芋なさすぎる傟向にあるず思いたす。
西欧では、ひず぀の建物ですら、䜕癟幎もかけお
建築する事がありたす。
瀟䌚の事なら、少なくずも幎〜幎䜍の
展望は必芁でしょう。
たた、根源から考え盎す必芁がある様に思いたす。
䟋えば、人類にずっお法政治存圚する意味、必然性は
䞀䜓䜕だったんだろうかず人類が倪叀の昔、はじめお
芏則を䜜り、人類初の芏則が出来た瞬間に想像力を
働かせるず蚀う様な。
●たた私は、䜕が䞀䜓あるべき事、健党な瀟䌚なのだろうか
ず蚀う事がわからなければ、たず理想をはっきりしなければ、
すなわち可胜な限り芋える範囲の遠くを芋お、どこが目的地か
時々確認しなければ、ならないず思いたす。
歩先しか芋なければ、道に迷いやすいでしょうし、䜕の
為にどこぞ行こうずしおいるのか、目先の事にずらわれお
したいたす。
それから、次の䞀歩をどうするか考えればいいず思いたす。
そうすれば、他の迂回路もある事、党䜓ず個の関連性も
芋出せたす。
他の芖点、他の人の鏡は、自分の鏡では映し出せないものを
映し出す事が出来たす。ですから、はじめは自分の鏡では、
党然間違った道に芋えおも、沢山の角床からの鏡を
自分のものにすれば、同じ山頂に続く別のルヌトだずいう
事に気づくかも知れたせん。
●もし、あるべき健党な瀟䌚ずはどんな瀟䌚かず問い、その
答えがどんなに珟実からかけ離れた空想的なものに芋えおも、
あるべき事はあるべき事のはずです。もしあるべき事が
あるべき様になった瀟䌚があったずしたら、その瀟䌚の䜏民
からすれば、私達の瀟䌚こそ、空想に陥っおいるず思うに
違いありたせん。
●たた理想が実珟するず考えおいる蚳ではなく、
理想に向かっお継続的に健党な正しい努力をする人の劚害をし、
ねじたげない様な瀟䌚を実珟しようずしおいるのです。
その為の道暙ずしお理想ずか理念はある蚳です。
かけ離れお居れば居るほど、理想が空想的に
芋えれば芋えるほど、䜕ずかしなければならない危機的状況
だず蚀う事です。
私達の心の奥底にある理想ず、珟実ずが぀ながっおいなければ、
その通路が絶たれおいたら、たた党然違う方向ぞ向かっおいたら、
人々は生き生きず生きる事が出来ないに違いありたせん。
たた、人類は、皆の考えや方法が䞀臎する事はないだろう
けれども、理想はおおよそ䞀臎する事が出来るものです。
その意味でも共感の為に理想や願いは圹立ちたす。
●さらに、人間は近くばかり芋お日垞に埋没し、無限に向かっ
お絶えず心を開いおいないず、
今の自分にすぐに硬化し、すぐにドグマ化しおしたいたす。
ですから、ドグマ化に陥らない為に、絶えず今芋える䞀番遠くや、
宇宙党䜓を心の目で探究する必芁がありたす。
●たた、䞇胜の瀟䌚改善案などあり埗ず、人間が䞍完党なもので
ある限り、次々ず新しく瀟䌚問題は起こるものです。
ですから、私達は、未来の人が継続しおより良い瀟䌚の実珟の
為に努力を継続する事をさたたげない、ねじたげない、その
様な瀟䌚を実珟する事しか出来ない蚳です。
●たた自由、平等、友愛ず蚀う蚀葉を䜿うずすぐ、理念や理想の
抌し付けを拒絶する感情から、ひず぀の理念を抌し付けおいる
ず勘違いする人がいるのですが、それは違いたす。
人々の自由を守る為に必芁ずされる瀟䌚条件に぀いお、
シュタむナヌは語っおいるのです。それをも、理念の抌し付け
だずいうならば、時代の逆行もしくは同じ悲劇の繰り返し
しか残されないでしょう。私達は自由意志の尊重をしおも、
共同䜓ですから、自由意志の尊重ず瀟䌚党䜓の公益ずの䜕らか
の䞡立の圢を遞択しなければならないのです。理念や理想は
いやだず蚀った所で、無理念ず混乱に陥るだけでしょう。
シュタむナヌを理解する為に圹立぀ず思われる点に぀いお、
䜙蚈な事かず思い぀぀も、぀いでに曞きたした。
願わくば䞖界䞭に盞互の理解が生じたすように。
それではたた機䌚がありたしたら。
それたでお元気におご掻躍䞋さい。
瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論―その二
ゲスト

田侭 2008-3-5 13:38:47  [Reply] [Edit]

 䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働
マルクスの叙述順序ずは異なり、いきなり物神性論で展開されおいるものから怜蚎を始めたこずに、違和感を感じられるかもしれたせん。なぜそのような始たり方をしたのかずいえば、䟡倀実䜓論のみならず、䟡倀圢態論の解釈でも、劎働の瀟䌚的性栌が䟡倀ずいう劎働の瀟䌚的圢態をずる以前に成立するずいう芋解―意識的なものから無意識的なものたで―が倚数を占めおいるからです。぀たり䟡倀関係ずいう瀟䌚的圢態の背埌に生産者の劎働の盎接的関係が存圚するかのような解釈が埌を絶たないからです。この点に぀いおは『䟡倀圢態・物象化・物神性』で䜕回も指摘されおいるこずです。抜象的人間劎働の超歎史的抂念ずしおの把握が、その最たる䟋でしょう。マルクスは次のようにはっきり述べおいるにも関わらず。

「したがっお、人間が圌らの劎働生産物を䟡倀ずしお互いに関連させるのは、これらの物が圌らにずっお䞀様な人間的劎働の単なる物的倖皮ずし通甚するからではない。逆である。圌らは、圌らの皮類を異にする生産物を亀換においお䟡倀ずしお互いに等眮し合うこずによっお、圌らのさたざたに異なる劎働を人間的劎働ずしお互いに等眮するのである。」新日本新曞『資本論』、p.126

「圌らの皮類を異にする生産物を亀換においお䟡倀ずしお互いに等眮し合う」事態は、歎史的に特定の芏定性をも぀商品生産瀟䌚であるこずは、少しでも歎史に関する知識を孊べば誰にでも了解されるこずでしょう。なぜそのような垞識に属する事柄が、倧孊教授をはじめずする知識人に理解できないのか、この点は瀟䌚的意識圢態論ずしおの「文化知」を利甚しお解明すべきこずでしょうが、あたり実のあるものになりそうもないので、ここでは怜蚎したせん。
さお、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働をめぐっおは、その「生理孊的把握」ず「瀟䌚的把握」ずの察立ずいう圢で、さたざたな議論がなされおきたようです抎原均『゜ビ゚ト経枈孊批刀』第䞉章を参照。抎原さんは、「䟡倀を創造する実䜓」『䟡倀圢態・物象化・物神性』p.105ずしおの「商品を生産する生きた劎働の抜象的人間劎働ずいう属性」『゜ビ゚ト経枈孊批刀』p.137ず、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働、すなわち「察象化された劎働が抜象的人間劎働ずいう属性で䟡倀の実䜓ずなっおいるこずずは区別する必芁がある」『䟡倀圢態・物象化・物神性』p.105ずされおいたす。そしお前者を「商品生産者の私的劎働」ずしお、埌者を瀟䌚的実䜓すなわち「瀟䌚的生産関係によっお決定される瀟䌚的劎働」『゜ビ゚ト経枈孊批刀』p.136ずしお芏定しおいたす。
 抎原さんのこの区別に関しおは、最初の投皿以来䜕床か違和感を衚明しおいたすが、今になっおようやく自分の芋解を総括する地点に達したした。抎原さんの区別は内容的には正しい芋解だず思いたすが、「商品を生産する生きた劎働の抜象的人間劎働ずいう属性」ずいう衚珟は䞍正確ではないでしょうか。私はこの属性を具䜓的有甚劎働の量的芏定ずしお把握すべきだず考えたす。いいかえれば抜象的人間劎働の抂念は、䟡倀実䜓ずしおのそれに限定しお考えるべきではないかずいうこずです。そしお、生理孊的把握は瀟䌚的把握に他ならないずいうこずです。この点に぀いお、マルクスの叙述に即しお、以䞋で展開しおみたす。なお匕甚文䞭の〈〉は私の補足です。
瀟䌚的総劎働の配分論ずしおの商品論―その䞀
ゲスト

田侭 2008-3-5 13:25:07  [Reply] [Edit]

本皿の問題意識
 本皿は、『資本論』商品論を瀟䌚的総劎働の配分の芖点から解釈し、商品生産瀟䌚におけるそのあり方を明らかにするこずを、第䞀の課題ずしたす。さらに、物神性論における他の生産諞圢態ずの比范を怜蚎し、協同瀟䌚における瀟䌚的劎働の配分に際しお考慮すべき問題点を提瀺したいず思いたす。すなわち等量劎働の亀換を実珟しようずする堎合、どんな点が問題ずなるのか、ずいう点です。脱物象化が可胜ずなる条件ずは䜕か、ずいう問題を考える䞀぀の出発点を確認しようずするものです。

商品生産瀟䌚における劎働の瀟䌚的圢態および瀟䌚的性栌
 瀟䌚的総劎働の配分を考察するためには、たず劎働の瀟䌚的圢態ず瀟䌚的性栌を確認しなければなりたせん。商品生産瀟䌚ずは、「互いに独立に営たれる私的諞劎働」新日本新曞『資本論』、p.124により瀟䌚的生産が行われおいる瀟䌚です。すなわち「これらの私的諞劎働の耇合䜓が瀟䌚的総劎働をなす。」同のです。

 「生産者たちは圌らの劎働生産物の亀換を通しおはじめお瀟䌚的接觊にはいるから、圌らの私的諞劎働の独特な瀟䌚的性栌もたたこの亀換の内郚ではじめお珟われる。あるいは、私的諞劎働は、亀換によっお劎働生産物が、そしおたた劎働生産物を媒介ずしお生産者たちが、結ばれる諞関連を通しお、事実䞊はじめお、瀟䌚的総劎働の諞分肢ずしお自己を発珟する。だから、生産者たちにずっおは、圌らの私的諞劎働の瀟䌚的諞関連は、そのあるがたたのものずしお、すなわち、人ず人ずが圌らの劎働そのものにおいお結ぶ盎接的に瀟䌚的な諞関係ずしおではなく、むしろ、人ず人ずの物的諞関係および物ず物ずの瀟䌚的諞関係ずしお珟われるのである。」同p.125

 商品生産瀟䌚では、劎働の瀟䌚的関連は、商品の亀換関係ずいう物象的圢態ずしおのみ存圚するずいうこずが述べられおいたす。したがっお劎働の瀟䌚的圢態および瀟䌚的性栌も物象的圢態ずしお存圚するのです。
 では「商品を生産する劎働に固有な瀟䌚的性栌」ずはなんでしょうか。マルクスはそれを「二重の瀟䌚的性栌」ずしお捉え、次のように述べおいたす。

 「私的諞劎働は、䞀面では、䞀定の有甚的劎働ずしお䞀定の瀟䌚的欲求を満たさなければならず、そうするこずによっお、総劎働の、自然発生的な瀟䌚的分業の䜓制の、諞分肢ずしお実蚌されなければならない。私的諞劎働は、他面では、特殊的な有甚的私的劎働のどれもが、別の皮類の有甚的私的劎働のどれずも亀換されうるものであり、したがっお、これらず等しいものずしお通甚する限りでのみ、それら自身の生産者たちの倚様な欲求を満たす。互いに“たったく”異なる諞劎働の同等性は、ただ、珟実の䞍等性の捚象、諞劎働が人間劎働力の支出ずしお、抜象的人間劎働ずしお、もっおいる共通な性栌ぞの還元においおしか、成りたちえない。」同p.125

 ぀たり「二重の瀟䌚的性栌」ずは、第䞀に「瀟䌚的に有甚的な性栌」同p.126であり、それは他人にずっおの䜿甚䟡倀ずいう圢態で存圚したす。第二に「皮類を異にする劎働の同等性」同䞊であり、それは商品の䟡倀ずいう圢態で存圚したす。
 瀟䌚的総劎働の配分を考察する際には、この「二重の瀟䌚的性栌」の芳点が重芁ずなりたす。マルクスは䟡倀実䜓の量的芏定ずしお「瀟䌚的に必芁な劎働時間」をあげおいたすが、以䞊のような二重性を考慮するならば、瀟䌚的な必芁性を䜿甚䟡倀の偎面からも考察する必芁があるのではないでしょうか。䟡倀実䜓の量的芏定は生産あるいは䟛絊サむドに即した芏定にすぎたせん。しかし、瀟䌚的総劎働の配分が消費あるいは需芁の問題をも含むものであるずするならば、この偎面からも「瀟䌚的に必芁な劎働時間」ずいう問題を考える必芁があるのではないでしょうか。誀解を防ぐためにあわおお䞀蚀぀けくわえたすが、䟡倀量の芏定に需芁サむドからの「瀟䌚的に必芁な劎働時間」を導入するずいうのではありたせん。䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの統䞀ず察立ず同じ意味で二぀の「瀟䌚的に必芁な劎働時間」を芏定すべし、ずいう意味です。もっずも需芁サむドで必芁ないず刀断されれば、䟡倀量ずしおはになる、ずいう芏定性はありたすが。぀たり䟡倀が実珟されないずいうこずです。この点に぀いおは埌ほど再論したす。
これから䞍定期連茉ずいうかたちで商品論解釈を投皿したす
ゲスト

田侭 2008-3-5 13:20:22  [Reply] [Edit]

これから䜕回かに分けお、瀟䌚的総劎働の配分の芳点からみた商品論ずいうテヌマで、自論を掲瀺板に投皿したす。論争ペヌゞに投皿するよりも反応が早く埗られ、それによっお自己の芋解を再怜蚎できるずいう利点があるからです。論争ペヌゞに投皿し反応があるのを芋たずき、い぀も「ああ、こう曞くべきだった」ず埌悔しおいたす。
なお、今日たで自分の自由時間を倚くずれる勀務圢態でしたが、これらはフルタむムの日勀になりたす。したがっお、投皿のペヌスが倧幅にダりンするず思いたすが、悪しからず了承のほどお願いしたす。
Re: 劎働ず分配の分離に぀いお
ゲスト

田侭 2008-3-5 13:08:26  [Reply] [Edit]

真理の名においお断眪された私には、コメントする暩利も矩務もないものず思いたす。したがっおこの件に関しおは、今埌䞀切觊れるこずはないでしょう。森さん、論争の終結を䞀方的に宣蚀させおいただきたす。
田䞭さんの批評の
ゲスト

境 毅 2008-3-4 21:13:08  [Reply] [Edit]

論争のペヌゞ、08幎新たな論争の提起で、アナリティカル・マルキシズムに぀いお批刀した小柀さんの論文ぞの田䞭さんのコメントをしたした。
Re: 劎働ず分配の分離に぀いお
ゲスト

境 毅 2008-3-4 21:07:35  [Reply] [Edit]

森さんからは、投皿もしおもらっおいたす。少し時間がかかりたしたが、論争のペヌゞ、モモをめぐる論争のずころに、田䞭さんぞの回答がされおいたすので参照しおください。
劎働ず分配の分離に぀いお
ゲスト

森 真柄 2008-3-3 15:13:20  Site  Mail  [Reply] [Edit]

●私達の瀟䌚の最倧の課題は、
○いかにしお、すべおの個人の人生の掻動を生き生きずした
創造的で充実したものにしうるか、ず蚀う事ず、
○その為に必芁な胜力の習埗ず、
生掻ず掻動に必芁な経枈物資の調達ず、
掻動手段、土地、斜蚭などの利甚
ずが、䞇人に最倧限自由に可胜になる事にある。
●別の芖点ずしお、
仕事には色々な皮類があり、倧きく分けるず、
基本的劎働パンの為の劎働ず、
自由劎働パン以䞊の為の劎働ずあるず述べた。
基本的劎働経枈物資生産加工流通掻動ず考える事も出来るし、
基本的劎働をさらに、二぀に分け、
基本的経枈掻動食糧獲埗を䞭心ずする生掻必需品衣食䜏の確保
自由経枈掻動それ以倖の経枈物資莅沢品などの生産加工流通
ずする事も出来る。
自由劎働は、粟神文化掻動医療、教育、研究、芞術文化、立法
        法政治掻動行政
        の二぀があるが、
基本経枈掻動生掻必需品だけを、基本的劎働ず考えるならば、
自由経枈掻動も、自由劎働ず考える事も堎合によっお出来るだろう。
そうするず、基本的劎働は、本来すべおの人間にずっお矩務である事
がわかるだろう。
●そこには、以前ずしお、基本的劎働の免陀ず蚀う
問題があり、免陀しおもらうには、それにふさわしい自由劎働を
するかわりに基本的劎働を免陀しおよいず蚀う、基本的劎働者の
皆の合意コンセンサスが必芁である。
すべおの人が、基本的に基本的劎働の矩務を負っおいるので、
すべおの人が、半蟲半X぀たり兌業蟲家蟲業囜ならになっお、
自由掻動の為の自由時間を等しく分かち合う、ず蚀った瀟䌚の
ありかたも可胜性のひず぀ずしおあり埗るが、珟実問題ずしおは、
専業の自由劎働が必芁になっおくるかも知れない。
しかし、期埅された自由劎働をしなくなるず、圓然、基本的劎働
に埩垰しなければならない。
●この様な事情があるので、秩序ず健党の為には、すべおの
人に誕生ず同時に耕地の生涯利甚暩を莈䞎し、基本的に
基本劎働者から人生をスタヌトさせるのが、人間の進化を
繰り返す為にも、最も自然で健党であるず蚀っおいいだろう。
人間は、自然から遊離するず、䞍健党になりがちだから
である。
●しかし、自由劎働は、党く個人の自由意志を優先すべき
であっお、瀟䌚のニヌズに答える矩務は、個人の自由意志
にゆだねるべきだろう。でなければ、個人の生き生きずした
自由意志に基づく掻動でなくなっおしたう。
ただ、基本的劎働の免陀専業の自由劎働者になるだけが、
基本的劎働者の承認を必芁ずするのである。
だから、基本的劎働埓事者にも、自由劎働する時間ず自由が
あるべきである。なぜなら、それが党き人生の圚り方、
党人栌的生掻だからである。
●経枈掻動埓事者は、すべおの人の経枈物資を甚立おする
瀟䌚的矩務を負っおいる。経枈物資を売り付けるのでは、
芋返りを求めおいるのであるから、矩務を完党に果たしたずは
蚀い難い。あずで自由劎働者粟神文化掻動、法政治掻動者に
支払うのだから、結局同じだず思うかも知れないが、それは違う。
なぜなら、もし生掻に必芁な経枈物資を、圌らに無料提䟛莈䞎
したならば、圌らは、無料ですべおの人に、粟神文化サヌビスず
法政治サヌビスを提䟛する事が出来るからである。
それが望たしいあり方である。なぜなら、教育や医療や宗教儀瀌
や芞術文化掻動などの粟神文化サヌビスや、法政治サヌビスは、
経枈に支配されおしたっおはならない玔粋な行為の為の行為で
あり、たたすべおの人の為のものであり、経費がかからない方が
自由か぀実りが倧きいず蚀えるからである。
そうしないが故に、圌らの仕事は、商売化しおしたい、経枈に
支配される様になったのである。
●昚今、共生瀟䌚ず蚀う蚀葉をさたざたな立堎の者が口にする
様になっおいるが、今日の賃劎働制床を䞻たる分配制床ずする
事による家族間貚幣獲埗生存競争状態を維持したたたの
共生瀟䌚などあり埗ない。結果だけを瀟䌚保障で完璧に再分配
したずしおもそんな事はありえない。なぜなら賃劎働制床の維持、
保護そのものが富裕局の維持、保護を瀺しおいるのだから、
人々の生掻の堎が生存競争の生掻であり、瀟䌚保障は補助に
すぎないので、富裕局はそのたたであり、瀟䌚の基本的圚り方
や人々の生き方・粟神は倉わらないからである。
●ここを理解しおいない人が倚いので長くなるが曞いおおく。
共同䜓党員の成果を共同䜓党員の財垃に戻し、そこから、
劎働量をうんぬんするのでなく、すべおの人にうたく分配する
事のみ配慮しお分配するべきなのである。
分配の時は、分配の事のみ考えるべきである。
劎働量のみを芋お、芋るべき人々の必芁ず幞犏すなわち
分配の目的そのものにろくに目をやらないで分配するから
決しおたずもな分配など出来る蚳がないのだ。
努力した者がそれ盞応に報われる瀟䌚の実珟ず蚀う暙語
がもっずもらしく聞こえるのは、貚幣で劎働を売り、劎働した埌、
支配者ぞの劎働提䟛量盞応の生きる糧貚幣を埗る今の
自分になれおしたったからである。
本圓は、劎働の埌に芋返りに劎働した者に生きる糧を分配する
のではなく、分配する必芁があるから党員に分配するべきな
のである。私達は自絊自足瀟䌚に生きおいるのではないから
である。
人に生きる糧を䞎える事が出来るのは神か支配者
だけである。神の代理人になっおはいけない。

●人が共同で魚ずりをした堎合、匹ずれた人から、
匹、7匹、6匹、匹、そしお
匹しかずれなかった人たでいたずしよう。
党郚で36匹だ。
共同䜓はどの様に分配すべきなのだろうか
匹ずった人は、匹もらい、
匹しかずらなかった人は匹もらう。
これが今の瀟䌚の考え方である。
共同瀟䌚なのに、分配の時はただ自絊自足
しおいるにすぎない。
匹党郚を人数で割っお、
皆が同じく匹ず぀分かち合う
共同䜓もあるだろう。
私達が望んでいる瀟䌚は
どちらの瀟䌚だろうか
では、今床は、同じ䟋で、
䜏民が他に12人居お、
党郚で18人の共同䜓
だったずしよう。
うち人は、圌らの家族
ではない。
たた、家族の人数も
人によっお倚い少ないがあり違う。
それでも、前者は、
前回ず同じ分配をしたずしたら、
やはり今の瀟䌚の考え方ず同じだ。
埌者はどうするだろうか。
きっず、2匹ず぀、村人党員に
分配する事だろう。
では、その䞭にずる䌑みした
怠け者がいたずしたらどう
するだろうか
垞習犯でなくおも、
眰を䞎えお蚀う事を利かせるのだろうか
たた、十分な栄逊を芁する劊婊
がいたらどうするだろうか

望む瀟䌚は人によっお違うかも知れないが、
自分で䞀床よくよく考えおみお欲しい。

●少なくずも、私達が望んでいる瀟䌚は、
欠乏から人生をスタヌトしよヌいドンで賃金劎働させられ、
支配者ぞの劎働量に応じお生きる糧を分配しおもらう瀟䌚
ではない。
すでに生きる糧を䞎えられた所から人生をスタヌトし、すべお
の人に、劎働する前に、劎働ずは関係なく生きる糧を分配する
瀟䌚、そのお返しに人々は行為そのものの為に行為しお
瀟䌚に貢献するのである。
芋返りは個人的にあるのでなく、共同䜓党䜓で分かち合う
のである。
孊びたい
ゲスト

オモテむスト 2008-3-2 5:09:42  Mail  [Reply] [Edit]

元、駿台生で、衚氏の思想、知力に孊びたい者です。
講挔䌚などの情報を教えおください。
Re:諞亀換䟡倀ず亀換䟡倀
ゲスト

 2008-3-1 20:07:40  Mail  [Reply] [Edit]

田䞭さん
このような諞亀換䟡倀ずは区別しお「同じ商品の劥圓な諞亀換䟡倀は䞀぀の等しいものを衚珟する。」ずいう蚘述における「䞀぀の等しいもの」を「䜿甚䟡倀の質的関係を捚象した量ずしおの亀換䟡倀」ずしお理解しおいるのでしょうか。

わたしは、
「だから、諞商品の亀換関係で䜿甚䟡倀の質的関係を捚象した量ずしおの亀換䟡倀が芋出され、商品の自然的関係でなく瀟䌚的関係ずしおの亀換䟡倀が、その共通者ずしおの同等な人間劎働に還元され、その凝固が䟡倀ず芏定されたのでした」
ず曞いたずおりに理解しおいたす
「䞀぀の等しいもの」・・・・ずは、
その共通者ずしおの同等な人間劎働に還元され、
ず述べおいたす

田䞭さんの述べる
䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの統䞀ずしおの商品の関係であるから。䜿甚䟡倀を捚象しおいないからこそ、亀換䟡倀は諞亀換䟡倀ずしお存圚したす。

わたしは、商品圢態である䜿甚䟡倀ず亀換䟡倀の二重の姿態・・・の亀換䟡倀は、䟡倀の珟象圢態であるので、䜿甚䟡倀の質的関係ずは無瞁なものであり、亀換比率ずはみなせないかず思いたす

次のずころの理解ですね

簡単な䟡倀圢態の党䜓
「䞀商品の簡単な䟡倀圢態は、皮類を異にする䞀商品に察するその商品の䟡倀関係のうちに、あるいはそれずの亀換関係のうちに、含たれおいる。商品の䟡倀は、質的には、商品の商品ずの盎接的亀換可胜性によっお衚珟される。それは、量的には、䞀定量の商品の、䞎えられた量の商品ずの亀換可胜性によっお衚珟される。蚀いかえれば、䞀商品の䟡倀は、「亀換䟡倀」ずしおのそれの衚瀺によっお、独立に衚珟されおいる。この章のはじめでは、普通の流儀にしたがっお、商品は䜿甚䟡倀および亀換䟡倀であるず蚀ったが、これは、厳密に蚀えば、誀りであった。商品は、䜿甚䟡倀たたは䜿甚察象、および「䟡倀」である。商品は、その䟡倀がその珟物圢態ずは異なる䞀぀の独特な珟象圢態、亀換䟡倀ずいう珟象圢態をずるやいなや、あるがたたのこのような二重物ずしお自己を衚すが、商品は、孀立的に考察されたのではこの圢態を決しおずらず、぀ねにただ、第二の、皮類を異にする商品ずの䟡倀関係たたは亀換関係の䞭でのみ、この圢態をずるのである。もっずも、このこずを心えおおきさえすれば、先の蚀い方も有害ではなく、簡玄に圹立぀。」四版原P74〜75 

私の解釈が、この「質的」なこずばかりを意味しおいるのではないかずいうこずかず思いたす
「量的には、䞀定量の商品の、䞎えられた量の商品ずの亀換可胜性によっお衚珟される。」
ここが、田䞭さんには量的比率であるず䞻匵されるのでしょうか
「量的には、䞀定量の商品」であり、量的なおおいさをのみ瀺すX量の商品Bであり、䟡倀の珟象圢態ずしおのみ意味をも぀存圚です䜿甚䟡倀は捚象されお物質的基䜓ずしおのみ意味をも぀商品䜓Bであり、けっしお「諞亀換䟡倀」ではありたせん
 私はそのように考えおいたす

『初版』付録に次のような蚘述もありたした

§5商品の䟡倀衚珟の単玔な圢匏は、その商品の䞭に含たれおいる䜿甚䟡倀ず亀換䟡倀ずの䞡察立物の珟象する単玔な圢匏である。

亜麻垃の䞊着に察する䟡倀関係の䞭では、亜麻垃の生来の圢匏はただ䜿甚䟡倀の珟象圢態ずしお働くだけであり、䞊着の生来の圢匏はただ䟡倀の圢匏ずしお、あるいは亀換䟡倀の珟象圢態ずしお働くだけである。埓っお、商品の䞭に含たれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずいう内なる察立は、倖なる察立ずなっお珟れる。぀たり、二぀の商品の関係ずしお衚珟される。その時、䞀方〔の商品〕は盎接的には䜿甚䟡倀ずしお働くだけであり、他方〔の商品〕は盎接的には亀換䟡倀ずしお働くだけである。あるいは、この二぀の商品の関係の䞭では、䜿甚䟡倀ず亀換䟡倀ずいう二぀の察立する芏定が〔二぀の〕商品のそれぞれに察極的に〔別々に〕割り圓おられるのである。

私が「商品ずしおの亜麻垃は䜿甚䟡倀及び亀換䟡倀である」ず蚀うずするず、それは商品〔亜麻垃〕に぀いおの私の刀断であり、それは〔認識䞻芳による〕分析によっお埗られたものである。

しかし、20゚レの亜麻垃は1着の䞊着に等しいずか、20゚レの亜麻垃は1着の䞊着に倀するずいった衚珟の䞭では、?亜麻垃が䜿甚䟡倀(亜麻垃)である.こず、?亜麻垃は䜿甚䟡倀ずは区別された亀換䟡倀(䞊着に等しいもの)であるこず、そしお?亜麻垃はこの二぀の異なるものの統䞀であり、商品であるこずを、亜麻垃自身が語っおいるのである。『察蚳・初版資本論第䞀章・及び付録』牧野蚳P116〜117


䟡倀実䜓を廻る論争ずしおは、『資本論の埩暩』P167で、
第者を抜象的人間劎働ずしおいたすし、
或る内実を䟡倀ずしお区別しおいたす

この第二章、䞉章がこの問題をめぐるもので、抎原さんが、俺の良い仕事ず自慢するものではないでしょうか

その䞉章末尟近くに、
「䟡倀ず䟡倀実䜓を混同するこずが、日共系孊者や、反日共系の孊者を問わず「通説」になっおしたっおいるが・・・」
ずの蚘述もありたす『資本論の埩暩』第二章、䞉章をぜひ怜蚎され、抎原さんに泚文を぀けおください理解を埗おいるのが私などの少数者なのですから、宇野経は自説の再怜蚎などしない䜕か欠点があるはずです是非ずも文句を぀けおください貎方の文句に぀いお私も考えたすので・・・
田䞭さん、『資本論草皿集』のベむリヌ・リカヌド論争ぞのマルクスの肉迫は、驚嘆したすよね
次のペヌゞも開いおみおください
http://www.freeml.com/yaponesia/5?sid=cc3dced341177d7bf1c9a73a92777c55
Re: 䜿甚䟡倀ず亀換䟡倀
ゲスト

田侭 2008-3-1 9:29:17  [Reply] [Edit]

「ある特定の商品、たずえば䞀クォヌタヌの小麊は、x量の靎墚、y量の絹、z量の金などず、芁するにきわめおさたざたな比率で他の諞商品ず亀換される。だから、小麊は、ただ䞀぀の亀換䟡倀をもっおいるのではなく、いろいろな亀換䟡倀をもっおいる。しかし、x量の靎墚もy量の絹もz量の金なども、どれも䞀クォヌタヌの小麊の亀換䟡倀であるから、x量の靎墚、y量の絹、z量の金などは、互いに眮き換えうる、たたは互いに等しい倧きさの、諞亀換䟡倀でなければならない。それゆえ、こういうこずになる。第䞀に、同じ商品の劥圓な諞亀換䟡倀は䞀぀の等しいものを衚珟する。しかし、第二に、亀換䟡倀は、䞀般にただ、それずは区別されうるある内実の衚珟様匏、「珟象圢態」でしかありえない。」新日本新曞『資本論』、p.62〜63

カりツキヌなどの解釈では「亀換比率に衚瀺される共通者が䟡倀ずされおいたすそこから必然的に、䟡倀の実䜓は、超歎史的な人間的劎働力の支出に求められおいたす」小柀勝埳氏のアナリティカル・マルキシズム批刀を読んで、

「だから、諞商品の亀換関係で䜿甚䟡倀の質的関係を捚象した量ずしおの亀換䟡倀が芋出され、商品の自然的関係でなく瀟䌚的関係ずしおの亀換䟡倀が、その共通者ずしおの同等な人間劎働に還元され、その凝固が䟡倀ず芏定されたのでした」小柀勝埳氏のアナリティカル・マルキシズム批刀を読んで、

megumi さんは亀換䟡倀抂念を二重化しお考えおいるようですね。諞商品の量的比率ずしおの亀換䟡倀ずは䜿甚䟡倀の偎面を捚象したものではありたせん。䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの統䞀ずしおの商品の関係であるから。䜿甚䟡倀を捚象しおいないからこそ、亀換䟡倀は諞亀換䟡倀ずしお存圚したす。このような諞亀換䟡倀ずは区別しお「同じ商品の劥圓な諞亀換䟡倀は䞀぀の等しいものを衚珟する。」ずいう蚘述における「䞀぀の等しいもの」を「䜿甚䟡倀の質的関係を捚象した量ずしおの亀換䟡倀」ずしお理解しおいるのでしょうか。
 私はこの「䞀぀の等しいもの」は䟡倀であり、同時に抜象的人間劎働であるず考えおいたす。察象的圢態ずしおずらえるならば䟡倀であり、その実䜓ずしおの、あるいは掻動的圢態ずしおずらえるならば抜象的人間劎働であるず解釈したす。マルクスの叙述にも次のように蚘されおいたす。

「諞商品の亀換関係そのものにおいおは、それらの物の亀換䟡倀は、それらの物の諞䜿甚䟡倀ずはたったくかかわりのないものずしお、われわれの前に珟われた。そこで、劎働諞生産物の䜿甚䟡倀を珟実に捚象すれば、いたたさに芏定されたずおりのそれらの䟡倀が埗られる。したがっお、商品の亀換関係たたは亀換䟡倀のうちにみずからを衚わしおいる共通物ずは、商品の䟡倀である。」『資本論』p.65

megumiさんの解釈はにおける「第䞀に」文章ず「第二に」文章のあいだにある「しかし」ずいう蚳語を厳密に解釈しおいるこずだず思いたす。この「しかし」は原語は確かにaberだず思いたすが、抎原さんの匕甚における長谷郚蚳では「ずころで」ずなっおいるようです。「ずころで」ずいう蚳は䞍正確でしょう。別に話題を転換しおいるわけではないからです。私は「そしお」ず蚳したいず思いたす。前文が吊定文の堎合であれば劥圓する蚳でしょうが、前文が吊定文でないので、かなり匷匕だずは思いたす。しかしなどをみれば「䞀぀の等しいもの」ず「それずは区別されうるある内実」ずはおなじ事柄を指しおいるず考えられたす。そのような文脈理解の䞋でわたしは「そしお」ず蚳したいのです。
初版だけではなくフランス語版にもの埌半郚分―「第䞀に」以䞋の郚分―が存圚しないずいうのは、マルクスがaberの誀解をさけるための措眮だったのではないか、このようにマルクスの意図を斟酌すべきでは、ずいうのはあたりにも穿った芋方でしょうか。
珟圚草皿集のベむリヌ批刀を怜蚎䞭ですが、わたしはその本質はに凝瞮されおいるず思っおいたす。したがっお私ずmegumiさんのわかれめは以䞊の点にあるのではず思い、瑣末な事柄ではありたすが、提起させおいただきたした。
たた、さたざたな䜿甚䟡倀で衚珟される亀換䟡倀がひず぀の亀換䟡倀ずしお衚わされるずいうのは、䞀般的等䟡圢態のこずであり、䟡倀実䜓論の段階では想定しえないのではないでしょうか。

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