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「価値姿態」に関する解釈

4:Re: 商品の二要因
megumi 10/26 06:59
「使用価値としての亜麻布は自立した物・・亜麻布は他の商品との関係のなかでしか価値ではない。」ことについて

田中さん二つの事にきずいたので書きます。

その一
「リンネルは、他の商品を自分に等置することによって、自分を価値としての自分自身に関係させる。リンネルは、自分に価値としての自分自身を関係させることによって、同時に自分を使用価値としての自分自身から区別する。」(S.16)

崎山さんの引用する『初版』は、久留間さんの訳でこうです。
「リンネルは、他の商品を自分に価値として等値することによって、価値としての自分自身に連関する。」

牧野さんの訳はこうです
「〔第一に〕亜麻布は、他の商品と価値として等置されることによって、価値としての自分に関係する。」(『対訳初版資本論1章』P33)

久留間さんの訳は、<価値としての他の商品>ですが、国民文庫のものは、価値としての上着にリンネルが等置されることが曖昧です。牧野さんのは、亜麻布が「価値としての等置」とされているので、上着が、価値であることは見て取れます。

その二
二つの要因の区別ですが、使用価値・価値の商品の2要因は、単独の商品にては「区別」がなく、他の商品との連関においてその区別が生ずる・・・と述べているのではありませんか?


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