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森さんの文章への田中さんのコメント

2:Re: 森さんの文章への田中さんのコメント
名無しさん 10/17 10:02
拙文の掲載ありがとうございます。あらためて読み返してみると、断定的で論証が不十分な点があるようです。皆さんの批判・疑問をおまちしています。
一つだけ補足させていただきます。拙文のなかで商品生産というのは全面的な商品生産という意味であり、資本制的生産と同義です。なぜ全面的な商品生産が資本制なのかという点について、今の私には論理的説明をしえません。したがって賃労働が支配=搾取関係であることの説明も不十分かもしれません。歴史的事実としてのみ述べうるだけです。旧社会主義諸国における商品生産の存在についても同様です。資本関係が廃棄されていたにもかかわらず、生産単位どうしの独立性が残存しそこに商品生産の必然性があったところまでは、榎原さんの諸論文から理解できました。しかし計画化が官僚の支配に結びついた論理的必然性が理解できていません。労働者による生産手段の所有が形式的なものにとどまり、事実上は国家所有だったこと、そこから官僚による支配が成立したと理解していますが、そこに論理的必然性があるのかどうかが判然としないのです。開き直ってそのような必然性はないのだといいたいところですが、それではあまりにも独断的かなと思います。それとも、森さんの言葉を借りるならば、官僚の道徳的判断の欠如に求められるのでしょうか。人間の行動は最終的には倫理的・道徳的判断に委ねられるほかはないのでしょうか。
以上の点を含めて、皆さんからのご意見をお待ちしています。言いっぱなしではなく、議論を修練させるための経験がつめればとおもいます。よろしくお願いします。


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